日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『青い春』夢アルバム①

『青い春』


突然の出会いだった
運命と言うには
あまりにあっけないもの


最初は、世間話や部活の話
たわいもない会話が嬉しくて
いつの間にか惹かれていた



見えない明日を嘆く君を
守りたいと素直に思った
真っ直ぐに見つめ逃げたりしないと


何処まで続くのか果てしなく続く道
気が遠くなるほどの時間だけど
一緒に歩いていけると思った



たった一輪の喜びの花
出会うために生まれてきたと
少年のように信じていた


午後の紅茶を飲みながら
エルガーの曲を聴き
二人で話したのはもう遠い想い出



何がきっかけで
気まずい関係になったのか・・・
何も思い出せないでいる


ただ、潮が引いていくように
夕日が海に沈むように 
情熱が消えていった


どちらを
恨むでもなく自然に遠ざかり
月を雲が隠すように
花がその命を閉じるように終わった


悲しい想い出ばかりじゃなかった
最初に心を開かせてくれた人



もう一度、
あなたに会って告げたいことがある


長い人生の中で
輝いた時間を一緒に居てくれてありがとう
幸せな季節を寄り添ってくれてありがとう・・・と


                       なゆた




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詩アルバムとは、昔からの自分の人生を顧みる機会にしたいと書き始めたものです。


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