日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『再会』詩アルバム④

『再会』


何十年ぶりだろう
あの頃はどちらも若く
対抗心をむき出しにしては
互いを傷つけ合っていた


あいつの
笑顔は誰にも愛され
お行儀のいい優等生ぶりが
無性に許せなかった


本当は
友情なんて無いと思ってた
そんな言葉を一度も言えないまま
別れてしまった人


青春の思い出の中で
こころを開いて
身の上話が出来ていたなら
きっと違った道程を歩んでいたのだろう


白髪交じりの
好々爺の笑顔は
あの時のままだった


後悔するのはただそのことだけ


                    なゆた





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詩アルバムとは、昔からの自分の人生を顧みる機会にしたいと書き始めたものです。


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