日々のつれづれ

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『昔の話』北鎌倉の明月院

『昔の話』


若い頃、紫陽花が綺麗だと人づてに聞いて


北鎌倉のお寺に出かけた。


お相手は、控え目でおとなしい感じの人だった。


たしか季節は6月だったと思う。



川崎から横須賀線で北鎌倉の駅まで30分ぐらい


小さな駅なのに降りる人の多いことに驚く。



軽装でハイキングに行くような恰好で


人並みに紛れ、流れに乗って一緒に歩いていた。


人気のない古いお寺のつもりで居たのに


案外人気があるらしい。



参道は紫と言うよりは青が強い紫陽花


その花に見守られながら登っていく。



山門をくぐり方丈の庵へ向かうと


枯山水の庭園が目に入いる。


本堂の座敷の先には丸い窓が有って



その先には紫の花菖蒲。




あの時に何を話したか・・・


今では覚えてもいない。


お相手の顔すら心には浮かんで来ないのに・・・


あの時の風景は今も鮮明に描けたりする。


その寺の名は、「あじさい寺」の明月院。



今度、巡礼のように訪ねてみようかなとも思う。



                            なゆた



p.s
 6月初旬から紫陽花の見頃だそうです。
 お近くの方は、コロナ禍では有りますが散歩がてらぐらいなら許されるかな?
 (県外の方は、情報を調べてから行かれる事をおすすめします)
 コロナの予防接種ワクチンをうったら、行けるのでしょうかね・・・。


 緊急事態宣言が終わった頃には、大丈夫かな。。。
 まだ、疑問符がいっぱいですが早くコロナがおさまって欲しい。


 明月院マップ(円覚寺・東慶寺は、明月院に行く途中または近くに有り)



明月院のあじさいの例年の開花状況や見頃は、開花時期は5月下旬から7月上旬まで続きますが、見頃の最盛期は6月中旬~下旬ごろでしょう。


例年6月の第2週頃から、多くの観光客が明月院を訪れます。
濃く鮮やかな「明月院ブルー」をご覧になりたい方は、6月中旬以降に行かれことをおすすめします。



『縁切寺』を聴きながら~鎌倉アジサイ物語~