日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『旅にでたい』1993夏

『旅にでたい』


壁に囲まれ身動き出来ない
うつうつとした現実に
おさらばして旅に出る



ジェットストリーム(夜間飛行)城達也


手荷物は少しの衣類とパスポート
心預けた人と別れ
海辺の町を周遊する旅


やっぱり、南フランスかな


フランスの空港から
リムジンバスでパリ市内まで


凱旋門はスモッグでかすんでいる
・・ため息が出る


モンマルトルの近くの
ビジネスホテルに最初は泊まる


やはり寝不足でひと眠りして
次の日
ルーブル美術館へ


中世の絵画が多く、ルーブルより
やっぱり、オルセーの19世紀の印象派の方がいいかな・・・。
・・・・また、ため息が出る
そのせいか、写真は2枚しか残っていなかった。


モナリザ
(なぜか、モナリザだけがガラス張り。。。)

サモトラケのニケ


一日置いて、地中海 南フランス(プロバンス)へ


ポンデュガール(水道橋)

アルル(跳ね橋)

コートダジュール


何だか、日本がとってもいい国に思えてくる。



青い鳥を探しに行く
チルチルとミチル
その気持ちが少しだけわかった気がした


結局のところ
最も手近なところに有る
鳥籠の中に青い鳥がいたって話


こんな鳥籠の中に
ほんとに青い鳥いるのか
もう一度、日本に帰って調べてみよう



・・・
幸せの青い鳥は
鳥籠の中にはいなかった


もう30年近く探しているが
まだ探し出せないでいる


                     なゆた