日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『硝子の青春』夢アルバム59

『硝子の青春』


命は尊いというひと
愛情は尊いというひとたち


そのひとたちにとって
気に食わないひとは尊くなくて
自分の損になるひとは尊くないのかな


きょうは電車で
いろんなひとが席の取りあいしていた


ことばと心とは違うのかな
本当はなにが尊いんだろう



もう電車にのりたくない
いろんなひとの悪口の
連鎖が窓を曇らせる電車には



いつもの二倍悲しい日には
いつもの二倍の薬を飲んで眠ろう




そんな事ばかり考えていた頃が有った
今では、本音と建て前を器用に操れるようになった


少しは成長したのかな
それとも鈍感になったんだろうか


きょうは
なぜか隙間風がやけに身に染みる


                     なゆた