日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

「食品ロス」について

2021年1月9日、10日に、中高一貫の公立中学の入試が有りました。
我が家には、10人の孫が居て1昨年一人が公立の中高一貫に通っています。
今年は、静岡で一人・茨城で一人、中高一貫の公立中学校の入試に挑戦中。
筆記試験と面接で、合否が決まる仕組みです。
さて、うちの孫2人はどうなりますことやら。。。


話を聴いていて驚いたのは、面接試験のテーマ


①一人は、「食品ロス」をあなたはどう思うかを何人かの受験生と論議すること。


②もう一人は、「外国の友人にプレゼントを渡す」時にどのように話して、プレゼントを渡すか。審査員を外国の友人だと仮定して言葉を添えて渡してください。


小学6年生(12歳)の子供が、どんな風に答えたのか興味津々であるところです。
特に、「食品ロス」なんて12歳の子に分かるのか心配でしたがしっかりと答えられたとの事。頼もしい限りです(*^_^*)


改めて「食品ロス」と言う言葉を考えてみようと思います。


色々と、現状を調べてみると世界で「7人に1人の子どもが貧困で食事に困っている状況」
を知って、日本の美徳でもある『もったいない』の精神を思いそらされた気がします。


賞味期限、消費期限は大切な言葉だとは思うが、本当に捨ててよいのか?と考えさせられました。
孫は、果たしてどこまで深堀りした答えを出したのか?
今度、ネットミーティングで聞いてみたくなりました。


※※※


”もったいない!食べられるのに捨てられる
「食品ロス」を減らそう”



先ずは、現状把握から


食べ残し、売れ残りや期限が近いなど様々な理由で、食べられるのに捨てられてしまう食品「食品ロス」。
日本の食品ロス量は、年間600万トンを超え、毎日、大型トラック(10トン車)トラック約1,700台分の食品を廃棄しています。


多いのか、少ないのか。。。よく分かりません。
もう少し、掘り下げて考えてみると


1.なぜ、食品ロスが問題になっているの?
 (大量の食品が無駄に廃棄され、環境に悪影響も)


日本の食品廃棄物等は年間2,759万トン、そのうち食べられるのに捨てられる食品
「食品ロス」の量は年間643万トンと推計されており、日本の人口1人当たりの食品ロス量は年間約51キログラムです。
日本では、家計における食費は消費支出の中で4分の1を占めています。


食料自給率(カロリーベース)は38%で、食料の多くを海外からの輸入に依存しています。また、世界の食料廃棄量は年間約13億トンで、人の消費のために生産された食料のおおよそ3分の1を廃棄しています。
このように、食料を大量に生産、輸入しているのに、その多くを捨てている現実があるのです。


大量の食品ロスが発生することにより、様々な影響や問題があります。
食品ロスを含めた多くのごみを廃棄するため、ごみ処理に多額のコストがかかっています。また可燃ごみとして燃やすことで、CO2排出や焼却後の灰の埋め立て等による環境負荷が考えられます。


経済の観点では、食料を輸入に頼る一方で、多くの食料を食べずに廃棄している状況は無駄があります。


人や社会への観点では、多くの食品ロスを発生させている一方で、7人に1人の子どもが貧困で食事に困っている状況です。
私たち一人ひとりが食べものをもっと無駄なく、大切に消費していく必要があります。


2.食品ロスはどこから発生しているの?
 (食品関連事業者だけでなく、家庭からも発生しています)


日本の食品ロス量年間643万トンのうち、事業系は352万トンで、主に規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなど、家庭系からは291万トンで、主に食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去)が発生要因です。


家庭系の食品ロスについて、消費者庁が平成29年に徳島県で実施した食品ロス削減に関する実証事業の結果では、まだ食べられるのに捨てた理由として、(1)食べ残し57%、(2)傷んでいた23%、(3)期限切れ11%(賞味期限切れ6%、消費期限切れ5%)の順で多いことが分かりました。




3.食品ロスを減らすためにできることは?
(食べものを「買いすぎない」「作りすぎない」「食べ切る」工夫を)


食品ロスを減らすための小さな行動も、一人ひとりが取り組むことで、大きな削減につながります。食べものをつくる生産者・製造者への感謝の気持ちや、食べものを無駄にしないという意識はあっても、行動に移せていない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、身近なところから食品ロスを減らすためのヒントをご紹介します。
基本は、買物時に「買いすぎない」、料理を作る際「作りすぎない」、外食時に「注文しすぎない」、そして「食べきる」ことが重要です。



1)家庭での取組
■買物時の工夫
・冷蔵庫や食品庫にある食材を確認する
・必要な分だけ買って、食べきる
・利用予定と照らして、期限表示を確認する


■調理、食事での工夫
・食品に記載されている保存方法に従って保存する
・野菜は、冷凍、乾燥など下処理し、ストックする
・残っている食材から使う
・体調や健康、家族の予定も配慮し、食べきれる量を作る
・作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで食べきる


2)外食時、宴会時の取組


■外食時の工夫
・食品ロス削減に、積極的に取り組む店を選ぶ
・小盛りメニューやハーフサイズを活用し、食べられる量だけ注文する
・どうしても残してしまった料理は、お店と相談して持ち帰ることも検討しましょう。


■宴会時の工夫
・料理を楽しむ味わいタイムを設ける
・食べきりタイムを設ける


3)家庭での食品ロスの把握
消費者庁が平成29年に徳島県で実施した食品ロス削減に関する実証事業では、食品ロスは、計量するだけでも約2割減少、さらに削減の取組を行うことで約4割減少する結果となりました。
まずは、家庭でどのぐらいの食品ロスが発生しているか、把握してみることから始めてみましょう。


                   出典:政府広報オンライン暮らしに役立つ情報より