日々のつれづれ

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『Je suis Malade』 私は病気

日本では、あまりなじみが無いかも知れないのですが、とても有名な女性音楽アーティストを紹介します。それは、Lara Fabian。


Lara Fabian(ララ・ファビアン)は、1970年ベルギー生まれで、ベルギー人の父とイタリア人の母を持つ。性格的にはイタリア人気質、情熱的なタイプだという。
オランダ語、フランス語、イタリア語は当然として英語も自由に話す。
父はプロのギタリストであり、ララは8歳からブリュッセル王立音楽学校で、ピアノ、ダンス、クラシック音楽を学んだ。その後、いろんな音楽祭で入賞する。後にカナダに移りそこで音楽活動を始める。
そしてヨーロッパでヒットして大成功を収める。ファビアンはとてもダイナミックな歌声をもっている。金髪、彫りの深い顔、整った大柄の肉体と、典型的な「白人の美人女性」のイメージがある。
その作風は、
子供の頃から、人が愛というものを蔑ろにしていることに、ある種の怒りに似た感情を持っていたようだ。
だから、人一倍に愛を大切にしたいと思うがゆえに、傷つき、悩み、葛藤することも多かった。
そういった経験から彼女の歌は生まれている。
彼女の歌は、圧倒的な存在感とパワフルの一言である。


彼女の歌う『Je suis Malade』を私流に解釈して詩にしてみました。
youtube動画も最後に付けておきます。



『Je suis Malade』 私は病気 なゆた超訳


もう夢を見ない
もう煙草もやめたの


想い出も
どこかにしまって忘れたの


このうらぶれた姿は
まるで行き場のない落ち葉のようです


もうあなたとの物語は終わったの
あなたが出て行ってわたしの人生も終わった


今では安心出来る寝床もない
駅のプラットホームをただ彷徨うだけ


わたしは病気
幼い子が独りぼっちで留守番するように
わたしに絶望を残してくれた


わたしは病気
あなたがいつ帰るのかも知らない
どこに行ったのかも分からない



そして2年が過ぎた
それは…もう、あなたには関係ないこと


あなたとの日々に
重たい後悔がのしかかってくるだけ
わたしは疲れている
疲れている


他の人がそばにいるときは
幸せそうなふりをするけど…。


わたしは毎晩お酒を飲むの
だけどお酒はいつも同じ味がする
あなたが好きだった船の帆の印のお酒
その船に乗って
わたしもどこかへ行ってしまいたい


わたしは病気
あなたの体に血を注ぎ
あなたが眠ると死んだ鳥のようになる


わたしはひどい病気です
歌を奪われ
すべての言葉をむなしくした
だけどあなたの肌の温もりを忘れたことなどない


この愛はわたしをだめにして
これ以上は耐えられない
孤児のようにラジオの近くで
歌う私自身の声を聞くのは


わたしはひどい病気です
幼い子が独りぼっちで留守番するように
わたしに絶望を残してくれた


わたしは病気です、恋の病です
歌を奪われ
すべての言葉をむなしくした


わたしは重い恋の病です
今は閉ざされた部屋で壁に囲まれて暮らしています


風の便りに、きっと貴方は私が病気だと聞く事でしょう


~~~~~


『Je suis Malade』