日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『利己的な遺伝子』

『利己的な遺伝子』


愛を語るに
聡い人がいて
その心に
刃を忍ばせる人がいる。


あらくれ者も
我が子には
惜しみなく
愛を注ぐ人がいる。


説法を説く人がいて
高邁な精神を
伝えるが
心が空虚な人がいる。


およそ裁く者は
自らの尺度と
見識で
人を判断する。


こうして誰もが二つの顔を持ち
苦しみながらもがきながら
一筋の光明を探している。
                          なゆた



※※※


偉そうなことをのたまうわたくしと言えば、
地べたに這いつくばって、
親の仇のように毎日花壇の雑草を取っている。
ハコベすずめの帷子仏の座からすれば、
不倶戴天の敵なんだろう・・・。


  昭和天皇の仰っしゃったお言葉に、
  『侍従長を務めた入江相政氏の「宮中侍従物語」によると、
   65年9月、昭和天皇が那須で静養中に侍従らが皇居・吹上御所周辺の草を
   雑草として刈ったと聞き、「雑草ということはない」と発言。
  どんな植物でも皆名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。
   人間の一方的な考え方で、これを雑草と決め付けてしまうのはいけない。
   注意するようにとお話になったという…』
  
  1人の生物学者としての昭和天皇の見識が見て取れる。


  うがった見方をすると、名もなき民草を一方的な考えで軽んじてはならない。
  国民に寄り添う皇室の有り方を侍従をはじめ、特権階級の皆に言葉で示されたように
  思えてならない。

  それにつけても、A宮家の国民をないがしろにする所業には胸が痛む。

  ⇒ちょっと、脱線してしまいました⁉


戻って、
自らの尺度でしか、考えて行動することしか出来ない自分は、
きっと、似たり寄ったりの「利己的」な人間なのだろうと思う。。。