日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

自作詩・ポエムのブログ記事

自作詩・ポエム(ムラゴンブログ全体)
  • 『旅立つ君に』夢アルバム⑬

    『旅立つ君に』 君から教えられたもの 人を恋すること 慈しむまなざし 近過ぎて見えなかったもの 大切なものを置き去りにして 旅立つ君に 荒波が押し寄せ 心細い船出を導くものは 遠くの灯台の灯かりだけ 道すがら 愛に満ちた言葉に励まされ 絶ってはならないもの それは 繋がる魂の息吹き この旅路で出会... 続きをみる

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  • 『いろんな人達』夢アルバム⑫

    『いろんな人達』 いろいろな人達 人生の黄昏せまる人達 困難を克服した人 苦しみの海をさ迷う人 平平凡凡と暮らす人 人生に物足りなさを感じる人 何かをしたいともがく人 わかる訳がないと諦める人 論争を好む人 知識をひけらかす人 噂する人 人を見下す人 恋に破れた人 恋に憧れる人 心優しき人 そして... 続きをみる

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  • 『心のあて先』夢アルバム⑪

    『心のあて先』 花の命が燃え尽きるまで 後どのぐらいだろう 移りゆく季節は それを待ってはくれない 宛名の無い手紙を 今日も書き続けている 振り返ることもなく わが道を歩む君に 哀しい仕打ちが いつも君を臆病にする 失うことを恐れて 一歩も踏み出せないでいる 檻から抜け出せない それは僕なのかも知... 続きをみる

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  • 『尽きせぬロマン』夢アルバム⑩

    『尽きせぬロマン』 燃えるような夢を描いた頃 波瀾万丈の生き方に憧れていた 時は流れ ただ平凡に過ごした日々 人様より秀でたものなど無く これといった才能も無い 漫然と生きて来た積もりはないが 心にすきま風が吹く 命に限りが在り 残された時間に追われて この朽ちる命を永遠としたいと願う あと少しの... 続きをみる

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  • 『素直になれなくて』夢アルバム⑨

    『素直になれなくて』 独りぼっちの部屋には お気に入り曲が 誰かに聴かせるでもなく流れている ひとりになりたくて 閉ざされた部屋を選んだ筈が 淋しくなんか無いと 大見得を切った筈なのに 隙間風がやけに冷たい 安易に生きたくないと 群れから少し離れて 様子を伺う 群れから離れて知った事は 弱さを抱え... 続きをみる

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  • 『君が泣いた日』夢アルバム⑧

    『君が泣いた日』 明るい君が泣いた 君はいつも快活で 物事にこだわらない人 そう思っていた 持ち切れない哀しみと 飲み込めない苦さに 苦悩する君を 見つめるだけの僕だった 離れ離れにしてしまったのは きっと僕のせい ただ一言がいえなかった 君は 流れに逆らえず じっと見つめていた 手を差し伸べさえ... 続きをみる

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  • 『突然の別れ』夢アルバム⑦

    ちょっとした意見の食い違いで疎遠になってしまった過去。 そんな事がどれ程有っただろう。 それも、長い間生きて来た軌跡かも知れない。 そんなモノを一つづく拾い集めてアルバムにしまい込む。 『突然の別れ』 消えそうな残像に心を曇らせていた 探していたものは ここには見つけられなかったのですか 君の言葉... 続きをみる

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  • 『こころの不思議』

    やっと、梅雨明けした模様だとか。 気象庁がこんな歯切れの悪い宣言を出しだしてどれ程経つだろうか。 世論の批判を恐れて、こういう表現に変えたとするなら残念なことだと思う。 まぁそれはさておき、地域花壇や家庭菜園の長雨による被害は予想外に大きい。 自然を相手にしている事なので諦めるしかないとは思うのだ... 続きをみる

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  • 『20歳のめぐり逢い』夢アルバム⑤

    『20歳のめぐり逢い』 平凡な一日が終わろうとしている 夕日が美しい 今日も同じ景色 何ひとつ変らない日々 時々 心が不安にかき乱されて 孤独なまま苦しんでしまう 迷子の心は 帰り道を見失って いつも君の笑顔を探している 傷を癒す力が 君の言葉にあることを 乗り越える勇気が 君から湧き出す事を ま... 続きをみる

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  • 『探し続けるもの』

    『探し続けるもの』 我等、心の渇きを潤す オアシスを求め 殺伐とした荒野を旅する者 ひとときの安らぎと 安息の場所を 誰もが望んで止まない 至福の時がここには有る 疲れ果てた肢体を 休めるにもってこいの場所 在るものは 自らの息災と幸運を 家族の幸在らん事を願い 在るものは 隠れた才能に目覚め 謳... 続きをみる

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  • 『再会』詩アルバム④

    『再会』 何十年ぶりだろう あの頃はどちらも若く 対抗心をむき出しにしては 互いを傷つけ合っていた あいつの 笑顔は誰にも愛され お行儀のいい優等生ぶりが 無性に許せなかった 本当は 友情なんて無いと思ってた そんな言葉を一度も言えないまま 別れてしまった人 青春の思い出の中で こころを開いて 身... 続きをみる

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  • 『遠い思い出』夢アルバム③

    『遠い思い出』 明日が来なければいいのに・・・と 君は呟く 叶わぬ事を 運命と知った時から それが君の口癖 自分がこの世界から消えて 何もなかったようになって ここに居たことさえ 忘れ去られる恐怖に震えていた 夜が来て朝になることを とても怖いと言っていた 誰かを恋し 誰かを憎む 誰かに嫉妬し 誰... 続きをみる

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  • 『薄暮の丘』夢アルバム②

    『薄暮の丘』 夕暮れの丘が 黄昏に染まる頃 歩いて来た道のりを振り返っている 深い溜め息が漏れて 哀調を帯びた歌を運んでくる モノトーンの街並みに 人生を重ね合わせて 意味もなく涙がこぼれたりする 生暖かい夏の夕風が 物憂げな景色を作り出し 街灯の明かりが ぼくの行先を惑わせ 迷子の心を抱き締める... 続きをみる

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  • 『見えないもの』

    『見えないもの』 風は誰にも見えないけれど 小枝をサラサラ動かして 雲をモコモコ作りだす 雨もザァーザァー降らせるよ 言葉には見える形はないけれど 心をホカホカさせられる 心をイライラさせられる ムカムカツンツンさせられる 眼には見えないものなのに こころは全部お見通し ひとり寂しく泣く時は 心が... 続きをみる

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  • 『魂の作法』

    『魂の作法』 情熱の系譜に閉ざされ 誰も垣間見る事を許さぬ掟 愛こそは原体験であり 伝承でしか受け継げないもの 狂おしい血の温もりでしか 贖えぬもの 胸を締め付ける想いを 文字に委ね 心にそっと囁く 超えられぬ宿命 越えてはならぬ定め やがて忸怩たる思いにもやまぬ恋慕 命を削り 追い求めるものは ... 続きをみる

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  • 『CARUSO』

    『CARUSO』                  なゆた超訳 海は輝き 風が吹きすさぶ ここソレント湾の古びたテラス 男は在りし日の恋人を抱きしめ 涙にくれていた 声の調子を整え 歌の続きを唄い始める 僕はあなたが好きだ とてもとても好きだ 体の中をめぐる熱い血さえ溶かしてしまう 海の向うの明か... 続きをみる

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  • 『妄想本能』

    『妄想本能』 砂時計に埋もれ 我が身を震わせ 甘美の予兆に この胸を焦がす 絶え間ない 情念の渇きは 心に絡みし理性の鎖を 情熱により熔かし かぐわしきものに 翻弄され たちまちに 焼き尽くす肢体 抱擁する 淡き煌きが 胸元の素肌を伝い 命と刹那の終焉を宴ず 宵待ちの月夜に 装いを高め 妄想が造り... 続きをみる

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  • 『小さな命』

    『小さな命』 とても小さな命 頼りない命 少しのことでつまずいて 立ち直れない命 そんな命だけれど 羽ばたけば 未来を越え てのひらに宇宙をいだける 無垢な存在が ポッと輝き こころのままに 引き寄せあう命がある                    なゆた

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  • 『希望』

    『希望』 夜のとばりが下りて あれほどの喧騒が 嘘のように静まりかえる 闇は静寂と契りを結び 新たな空間を生み出し 蘇りを予感させる 漆黒が支配する闇に 畏れおののき 浅いため息と深い慰めを求める 闇が光を恋い慕い 寄り添うように 光を重ね 散らばる星々は その望みを叶えるかのように 空に浮かぶ ... 続きをみる

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  • 『哀しみと言うもの』

    『哀しみと言うもの』 哀しみに 心を閉ざし 光は失われ 何ものも外へ出さぬもの いつか、その殻が破れ 光が再び現れるまで 時間と 穏やかな眼差しのみ ことさらに 呼び起こすこともなく 訪ねることもない すべての事には時があるように 哀しむに時があり 愛するに時がある 無為に過ごすことこそ 魂の熟成... 続きをみる

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