『旅立つ君に』 君から教えられたもの 人を恋すること 慈しむまなざし 近過ぎて見えなかったもの 大切なものを置き去りにして 旅立つ君に 荒波が押し寄せ 心細い船出を導くものは 遠くの灯台の灯かりだけ 道すがら 愛に満ちた言葉に励まされ 絶ってはならないもの それは 繋がる魂の息吹き この旅路で出会... 続きをみる
自作詩・ポエムのブログ記事
自作詩・ポエム(ムラゴンブログ全体)-
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『いろんな人達』 いろいろな人達 人生の黄昏せまる人達 困難を克服した人 苦しみの海をさ迷う人 平平凡凡と暮らす人 人生に物足りなさを感じる人 何かをしたいともがく人 わかる訳がないと諦める人 論争を好む人 知識をひけらかす人 噂する人 人を見下す人 恋に破れた人 恋に憧れる人 心優しき人 そして... 続きをみる
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『心のあて先』 花の命が燃え尽きるまで 後どのぐらいだろう 移りゆく季節は それを待ってはくれない 宛名の無い手紙を 今日も書き続けている 振り返ることもなく わが道を歩む君に 哀しい仕打ちが いつも君を臆病にする 失うことを恐れて 一歩も踏み出せないでいる 檻から抜け出せない それは僕なのかも知... 続きをみる
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『尽きせぬロマン』 燃えるような夢を描いた頃 波瀾万丈の生き方に憧れていた 時は流れ ただ平凡に過ごした日々 人様より秀でたものなど無く これといった才能も無い 漫然と生きて来た積もりはないが 心にすきま風が吹く 命に限りが在り 残された時間に追われて この朽ちる命を永遠としたいと願う あと少しの... 続きをみる
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『素直になれなくて』 独りぼっちの部屋には お気に入り曲が 誰かに聴かせるでもなく流れている ひとりになりたくて 閉ざされた部屋を選んだ筈が 淋しくなんか無いと 大見得を切った筈なのに 隙間風がやけに冷たい 安易に生きたくないと 群れから少し離れて 様子を伺う 群れから離れて知った事は 弱さを抱え... 続きをみる
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『君が泣いた日』 明るい君が泣いた 君はいつも快活で 物事にこだわらない人 そう思っていた 持ち切れない哀しみと 飲み込めない苦さに 苦悩する君を 見つめるだけの僕だった 離れ離れにしてしまったのは きっと僕のせい ただ一言がいえなかった 君は 流れに逆らえず じっと見つめていた 手を差し伸べさえ... 続きをみる
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ちょっとした意見の食い違いで疎遠になってしまった過去。 そんな事がどれ程有っただろう。 それも、長い間生きて来た軌跡かも知れない。 そんなモノを一つづく拾い集めてアルバムにしまい込む。 『突然の別れ』 消えそうな残像に心を曇らせていた 探していたものは ここには見つけられなかったのですか 君の言葉... 続きをみる
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『20歳のめぐり逢い』 平凡な一日が終わろうとしている 夕日が美しい 今日も同じ景色 何ひとつ変らない日々 時々 心が不安にかき乱されて 孤独なまま苦しんでしまう 迷子の心は 帰り道を見失って いつも君の笑顔を探している 傷を癒す力が 君の言葉にあることを 乗り越える勇気が 君から湧き出す事を ま... 続きをみる
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『再会』 何十年ぶりだろう あの頃はどちらも若く 対抗心をむき出しにしては 互いを傷つけ合っていた あいつの 笑顔は誰にも愛され お行儀のいい優等生ぶりが 無性に許せなかった 本当は 友情なんて無いと思ってた そんな言葉を一度も言えないまま 別れてしまった人 青春の思い出の中で こころを開いて 身... 続きをみる
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『遠い思い出』 明日が来なければいいのに・・・と 君は呟く 叶わぬ事を 運命と知った時から それが君の口癖 自分がこの世界から消えて 何もなかったようになって ここに居たことさえ 忘れ去られる恐怖に震えていた 夜が来て朝になることを とても怖いと言っていた 誰かを恋し 誰かを憎む 誰かに嫉妬し 誰... 続きをみる
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『薄暮の丘』 夕暮れの丘が 黄昏に染まる頃 歩いて来た道のりを振り返っている 深い溜め息が漏れて 哀調を帯びた歌を運んでくる モノトーンの街並みに 人生を重ね合わせて 意味もなく涙がこぼれたりする 生暖かい夏の夕風が 物憂げな景色を作り出し 街灯の明かりが ぼくの行先を惑わせ 迷子の心を抱き締める... 続きをみる
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『小さな命』 とても小さな命 頼りない命 少しのことでつまずいて 立ち直れない命 そんな命だけれど 羽ばたけば 未来を越え てのひらに宇宙をいだける 無垢な存在が ポッと輝き こころのままに 引き寄せあう命がある なゆた
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『哀しみと言うもの』 哀しみに 心を閉ざし 光は失われ 何ものも外へ出さぬもの いつか、その殻が破れ 光が再び現れるまで 時間と 穏やかな眼差しのみ ことさらに 呼び起こすこともなく 訪ねることもない すべての事には時があるように 哀しむに時があり 愛するに時がある 無為に過ごすことこそ 魂の熟成... 続きをみる