日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『遠い思い出』夢アルバム③

『遠い思い出』


明日が来なければいいのに・・・と
君は呟く


叶わぬ事を
運命と知った時から
それが君の口癖


自分がこの世界から消えて
何もなかったようになって
ここに居たことさえ
忘れ去られる恐怖に震えていた


夜が来て朝になることを
とても怖いと言っていた


誰かを恋し
誰かを憎む
誰かに嫉妬し
誰かの噂話に心を痛める


そんな生き方が息苦しくいと
君は囁いた


返す言葉を忘れていた


どれほどの辛酸を味わえば
この坂を登りつめることが出来るのか・・・と



風の便りに
今は孫に囲まれて幸せに暮らしていると聞いた



                                                                         なゆた




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詩アルバムとは、昔からの自分の人生を顧みる機会にしたいと書き始めたものです。


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