日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『ドライフラワーの嘆き』

『ドライフラワーの嘆き』


人は
美しかった頃を
永遠に留めておきたいと願うのです。


シャロンの薔薇を
笑顔のままに摘み取って
時間を止めましょう。



誰が
実のない花を
美しいと言うのでしょう。


摘まれなかった花に
生を託した
その潔さでしょうか。



枯れることは
こころまで
衰えさせると言うのでしょうか。


老いることを
恐れるこころが
そう思わせるのでしょうか。



枯れることで
新たな芽を育む
そんな季節が
すぐそこまで来ていると今日伝えたい。


                         なゆた


手嶌葵「明日への手紙(ドラマバージョン)」