『独り言』 昨日まで 正しいと思っていたことが 今日は 色褪せて見える 信じていたことが 一夜で覆ることもある 努力したことが 必ず実を結ぶとは限らない 喪失感 それは 新しい芽生えかも知れない 嵐の過ぎ去るまで 身を屈めて 地に這いつくばっていることにしよう 与えられ奪われ そして もとに戻るだ... 続きをみる
2021年5月のブログ記事
-
-
-
『にじんだ瞳』 雨の夜には 届かぬ日々を思う 失ったものを 両手で数えて 瞳の奥に 語らぬ君をみた 伝えてよ 夜渡る鳥たち 大空の彼方の 明けの明星に 続かぬ夜を恨めしいと・・・。 この痛みが褪(あせる)まで もう少しだけ夢を見させて欲しい な... 続きをみる
-
ノクターン第2番 変ホ長調 OP.9.2 / ショパン 感傷的で なぜか哀しくて 孤独のようで それでいて どこか温かくて 穏やかな気分にしてくれる ショパン - 夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2 アシュケナージ 辻井さんの演奏曲はYoutubeで非公開とされました。 ちょっと残念。アシュケ... 続きをみる
-
『昔の話』 若い頃、紫陽花が綺麗だと人づてに聞いて 北鎌倉のお寺に出かけた。 お相手は、控え目でおとなしい感じの人だった。 たしか季節は6月だったと思う。 川崎から横須賀線で北鎌倉の駅まで30分ぐらい 小さな駅なのに降りる人の多いことに驚く。 軽装でハイキングに行くような恰好で 人並みに紛れ、流れ... 続きをみる
-
『閉ざされた部屋』 風が頬をよぎり 想い出を呼び起こす 煉獄の漁火 戻らぬ青春の蹉跌 喧騒から逃れ 閉ざされた部屋には 無垢な魂が 駆け抜けた夢 鬼束ちひろ - 月光(album version) 時はすべてを押し流し 残照だけがリアルに息づく 青春は 希望と絶望を織りなす布 光と闇のあやなす空間... 続きをみる
-
『ラストノート』 ほのかな余韻 心に刻まれるレクイエム 祭りの後の虚脱感 胸元をつたう残り香 饒舌に語るアリバイは 熱く疼く唇 天城超え 石川さゆり 弛緩する瞳に 地を這うは情念 ほのかな香りに こころは揺れ落ち 風のまにまに 絶え間なく囁く それは きっと 避けられない運命 ... 続きをみる
-
『ミドルノート』 ミドルノートに 心奪われ 愛を語るは したたかなる計画 情熱の色はバラード 【歌詞付き】 Ti Amo/EXILE ルージュに隠された むき出しの本能を あどけない演技が 覆いかくす 愛と言う名の臨場は 奪う事こそ真実と主張する 甘く心の扉を叩くは 芳醇な香り 鮮烈なコントラスト... 続きをみる
-
-
『遠い憧れ』 想い出は 突然訪れ 心を弄ぶのです あの雲のかなたに 誓い合った 二人の記念碑が見える 雨の日には 心ざわめく傷が 責めさいなむのです 温もりも 優しささえも 遠いあこがれ 白鳥英美子 命を燃やした 心躍らせた日々が あの優しく微笑む姿が 時は過ぎ 独りよがりの思いに 別れを告げた夜... 続きをみる
-
-
今日【5月24日】は伊達巻の日 厚焼きや玉子焼きをはじめとする大阪の寿司具全般のトップメーカー「せんにち」が制定したのがはじまり。大阪商人は、やはり商魂たくましい(笑) 戦国の武将として名高い伊達政宗公の命日(5月24日)を由来として、華やかで洒落た滋養豊かな卵料理である伊達巻を、日本の食文化とし... 続きをみる
-
『ジキルとハイド』 『光と影』 生きたい 生きたいと 死んで逝く人がいる 死にたい 死にたいと 生きている人がいる 生きているのに 死んでいる人がいる 死んでいるのに 心に生きる人がいる 静かなピアノ曲ー神を慕う 愛を語る人がいて そのふところに 刃を忍ばせる人がいる 憎しみに震えながら そのここ... 続きをみる
-
『6月の雨』 細い指で 砂に刻んだ約束 はにかみながら 記した言葉 あの時の 君の笑顔を 今も覚えている 六月の雨/究極(1980年) あの時の 雨の朝を 今も忘れない 突然の嵐が 二人で記した言葉を きれいさっぱりと 流してしまった 言葉を失ったまま 拾い上げようともせず 忘れ去っていった日々 ... 続きをみる
-
『ダブルスタンダード』自分がやればロマンス、他人がやれば不倫
『ダブルスタンダード』 今日は、一日雨らしい。 また答えのないことを考えている。 浜田省吾の『片想い』とか聴きながら・・・。 浜田省吾/片想い (1978年) ≪歌詞≫ シャンソンも身に染みる・・・。 金子由香利 - 行かないで 「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」 という言葉が有る 人間っ... 続きをみる
-
免許証番号とは、免許証の番号欄に記載されている12桁の数字です。 第〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇号と表示されている番号のことです。 この12桁の番号には、それぞれ意味があります。 知ってましたか? ちょっと、調べたので参考にでもしてみてください。 調べて、何かいいことが有るの?って方が居ると思います。... 続きをみる
-
-
-
『トップノート』 トップノートは 初恋のメロディー 爽やかな音色に 憧れが膨らんでいく シャボンが弾けて 虹色の霧がすべてを覆い隠し 静寂だけをそこに残す 淡い香り 叶わぬ思い 付き従うかのように かりそめに散る ファーストノートは そんな青春の香りだった気がする・・・。 ... 続きをみる
-
-
『問いかける』 憂鬱なモノクロームに 焼き尽くす情熱 中森明菜 色彩のブルース 退屈な世界に 別れを告げてはみたけれど 孤独だけがリアル 混ざり合う刹那に 網膜を焦がす 愛欲の唄 深紅に染まるリズム それこそが現実 震える心に 空虚を灯す頃 甘くささやく吐息に 吐きだす言葉は 倒錯のリズム 魂のリ... 続きをみる
-
-
今日、5月15日は朝から私事で詩を書く時間が無いので深夜にUPさせて頂きます。 『裸足のこころ』 裸足で 踏みつけた欠片(かけら)に 疼く傷口 萎えた思いを 奮い立たせて 踏み出す勇気が今は欲しい 終章(エピローグ) - CHAGE&ASKA あれは 千切れ雲ほどの孤独 孤独のアンソロジー... 続きをみる
-
私のすみかのロケーションを謎めいた詩にしてみました。 『終の棲家』 北に白き霊峰 果てなく広がる蒼天 南に紺碧の海 さまよえる小船 陽光を浴びてなお 孤高を知る シューマン/子供の情景 13.詩人のお話,Op.15/演奏:ブルーノ・リグット 連山に 雪舞う頃 鳥渡る声に 耳をすませば 吹きすさぶ風... 続きをみる
-
この曲を聴くと、 いつも懐かしい頃を思い出す ショパン 別れの曲 放課後、教室に居残っている時の風景 グランドから聞こえる野球のかけ声 体育館からボールの跳ねる音 シューズがキュキュってなる音 かすかに聞こえる吹奏楽の演奏 教室で友達と話す声 そして 暑い日差しが ようやく収まり始めた夕暮れ そろ... 続きをみる
-
今日5月12日は、「看護の日」です。 一般の病気のみならず、昨今のコロナ禍で、医師・看護師・他の医療従事者も含め、治療にあたって下さっていることに言葉にならぬ程の感謝をしています。 どんな形でその感謝を表せるのかと、考えあぐねて、このブログにUPすることにしました。まずは知って頂く事が一番だと思い... 続きをみる
-
『スプーン一杯の幸せ』 焙煎したモカマタリ 芳醇なアロマ 深い琥珀色 今朝のコーヒーは なぜかほろ苦い Beautiful Sorrow Violin & Piano - Op.128 閉塞した世界が 心まで萎縮させるのだろう 苦さを紛らわすには スプーン一杯の幸せでいい そとは雨 生乾... 続きをみる
-
『雨だれ』 眠れない夜は ぽつり ぽつり 雨だれの音が慰め 前奏曲 作品28の15「雨だれ」 ショパン こんな夜には 失くしてしまった とりとめのない話を 聞いて欲しい 夜が明けて 消えてしまうまで 少しの時間だけ 少しだけ一緒にいて欲しい なゆた
-
『このちさき者』 満天の星座に 営々と築きあげた寓話 それを涼しい顔で眺めている 遠い昔 争い慈しみ合い 弱々しいヒューマニズムが 微塵に散った軌跡 ロマンを永久に託し 英雄を幽閉した星たち アンタレスの紅き巨星は かの雄姿を語りはじめ 幾多の命が芽生え消え 輪廻が尽きるまで その輝きは絶えること... 続きをみる
-
人生に確かなことなど、何一つ無かった気がする。 ただ言えることは、確かに自分自身が作り出したものだと言う事だけ。 『たしかなこと』 いつの日からか 笑顔を忘れ いつの日からか 哀しい曲ばかり聴くようになった いつの日からか判らず 悲しい詩ばかり書いている うつむいて歩く癖 眉間に皺を寄せる癖 苦虫... 続きをみる
-
幾つになっても忘れられないものが有るとすれば それは青春時代だろう。 不器用で気持ちを上手に伝えられなかった記憶 心を寄せた人、人生を語った友 あの人たちは、今どうしているのだろうか。 やはり青春は 心のふるさとなんだと思う。 『蒼の時代』 季節の移ろいに 四季の変化があるように 色とりどりに変わ... 続きをみる
-
この季節、湖畔を散策すると遠い昔の思い出が蘇る。 新緑そして鳥のさえずり、それらが遠い過去を呼び起こしてくれる・・・。 『心象風景』 ほとりに佇めば さざ波おされ笹舟ひとつ 行方を告げるすべもないまま 眼前を望めば泡沫に青葉茂り 湖畔の緑風 凛としてしかも涼し 鳥のさえずり 恋歌を詠うは紅のくちば... 続きをみる
-
-
『残念な花達の再生』(2)もう残念とは言わせない 前回の状況は、下記ブログよりお読み頂けます。 さて。2021年5月5日の状況を更新します。 ★ミリオンベル(パープル) 昨年10月末の樹勢はこんな感じでした。 10号鉢で育てた昨年10月末の写真 この残念なミリオンベル(パープル)を霜よけし、ゆっく... 続きをみる
-
「旅立ちと出会いの頃」 春を謳歌していた花たちも 少しずつ翳りを見せてくる そろそろ旅立ちの支度をはじめたのだろう あんなに美しかった花たちを どうして心に残そうかと思案している 会のメンバーが、お盆に水を張って 水鏡を作ってくれた そこに名残惜しい花を浮かべる 一つずつ 一つずつ 水に浮かぶ花た... 続きをみる
-
もう少しで、「muragon」でブログを書き始めて1年になります。 どうしていいのか判らないまま始めたブログ・・・。 心の内を言葉で表すことは、とても難しい 私流に、詩という表現手段でブログを始めました。 稚拙な詩では有りますが、思う所を誰かに知ってもらいたいとの一念だった気がします。 コメントは... 続きをみる
-
去年、サントリーフラワーズの「ミリオンベル」を育てていました。 結構、お気に入りで赤と紫の苗を購入し春から楽しませてもらいました。 しかし、夏を過ぎる頃から枝が乱れ始め10月に入ると盆栽のような花姿になって仕舞いました。 こちらはレッドのミリオンベル(2020年10月末) こちらはパープルのミリオ... 続きをみる
-
-
『時の旅人』 時の旅人は 安住の地を目指して 混沌とした人生をさまよい歩くのです 心の渇きを癒やす たった一つの言葉を目指し 果てない旅を続けるのです 旅人の交わす言葉に 希望の光を見出し 愛しいものを探し当てたかのように 心をときめかせます それなのに 投げかけた言葉が 波紋を広げ 禍々しい亡霊... 続きをみる