『残念な花達の再生』
去年、サントリーフラワーズの「ミリオンベル」を育てていました。
結構、お気に入りで赤と紫の苗を購入し春から楽しませてもらいました。
しかし、夏を過ぎる頃から枝が乱れ始め10月に入ると盆栽のような花姿になって仕舞いました。
こちらはレッドのミリオンベル(2020年10月末)
こちらはパープルのミリオンベル(2020年10月末)
ちょっと、ミリオンベルの予備知識
ミリオンベルは、カリブラコアのサントリーフラワーズの商標でペチュニアによく似た小輪花を、長期間咲かせる草花です。
カリブラコア属は、1990年にペチュニア属から分割されてできた新しい属で、25種からなります。
園芸植物としての歴史は浅いものの、短期間のうちに急激に品種改良が進んでいます。
花色が豊富で、ペチュニアにはない、鮮やかな黄花やオレンジ花、チョコレート色の花もあります。
ペチュニアに比べて多年草としての性質が強く、茎が木質化して低木状になる園芸品種もあります。
ミリオンベルは一代交配種(F1)なので挿し芽で増やすのが一般的です。
さし芽で小苗をつくって冬越しさせれば何年も楽しめますが、次第にウイルス病に侵されて花や葉にモザイクなどの症状が出て観賞価値が下がるので、一年草として扱ったほうがよいようです。⇒種苗メーカのセールストークだと私は思いますけどね~~
『ミリオンベル再生』骨子
目標
⓪冬越し、翌年には花を咲かせる。
①2020年10月末のミリオンベルを翌年5月には花を咲かせる。
②2020年10月末のミリオンベルの差し芽を作って翌年5月には苗を再生させる。
努力目標
③2021年春に大株で花数が前年より豊富でボリュームあるミリオンベルにする。
現状(2020年10月末)
丹精込めて、育てた積りが季節の関係から写真のように残念な姿になって仕舞いました。
基本、一年草なのですが冬越しも可能なので半年かけて「ミリオンベルの再生」をやってみます。
レッドのミリオンベルは、まるで盆栽状態w
パープルのミリオンベルは、瀕死の状態(-_-;)
花苗の状況がよくないので、現状維持することを目標に育ててみる。
作業開始
1.温室に入れて、冬越しさせる方法が一番ですが適当な温室が無いので
霜よけが出来る程度のドーム型アーチ(手作り)で育てる事にする。寒風にはさらさ
れるが何とかしのげる事を期待。
2.瀕死の状態のミリオンベルでは有るが、バックアップを兼ねて挿し芽を作る。
(2020年11月8日)
差し芽の時期が異なるが、マーガレットの差し芽とほぼ同じ工程で行う。
差し芽の程度が悪いので、発根出来て成長出来るものは1割から2割ぐらいかも
参考にマーガレットの差し芽のブログをリブログして置きます。
3.11月から3月ぐらいまでは、加湿にならないよう注意して生育・観察していく。
さて、どうなりますやら・・・。
近いうちに、ミリオンベルの現状と今後の作業についてブログします。
ちょっとだけ、挿し芽したミリオンベルの写真をアップして置きます。
結論から言うと、パープルは4株/レッドは2株が成長しました。
それと、元の苗2つも何とか冬越し成功しまいた!!
次回、二年物のミリオンベルをお見せしたいと思います。
差し芽したミリオンベルの状況(2021年5月2日)
葉色の悪い2鉢は、レッド
雑感:
静岡県は、比較的気候が温暖で今年の冬も暖冬だったので運にも恵まれて
ミリオンベルの再生が出来そうです。
今後は、冬越しした苗の成長のための作業となります。
ミリオンベルは、ナス科のカリブラコア属なので連作すると病気が発生する恐れが
有ります。5月のこの季節、土の入れ替えとピンチ(枝の剪定)をして脇芽を増やす
事が主な作業です。それと、アブラムシ対策。
花は咲き始めていますが花芽を摘んでしまいます。
園芸をする仲間(特に女性)からは、もっとも嫌われる作業
・・・花を咲かせないで大株を作る作業になります。
なゆた
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