『春はすぐそこ』
『春はすぐそこ』
誰にでもあるこころの冬
胸を締め付け
凍てつく
不愉快で冷たい壁
寒さに震え
身を屈め
通り過ぎるのを
ただただ待っている
希望の欠片
少し燃やして
凍えた両手
温めよう
蒔かれたところで
根をおろす種子は
嘆くことなく
健気に咲く夢を見る
春は
すぐそこ
かげりが消え
風の色が変わる頃
喜びの花が
すべてを溶かす頃
そんな季節を
ただ待ち望んでいる
なゆた
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