日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『光と影』夢アルバム2021

『ジキルとハイド』 『光と影』


生きたい
生きたいと
死んで逝く人がいる


死にたい
死にたいと
生きている人がいる


生きているのに
死んでいる人がいる


死んでいるのに
心に生きる人がいる



静かなピアノ曲ー神を慕う


愛を語る人がいて
そのふところに
刃を忍ばせる人がいる


憎しみに震えながら
そのこころは
愛してやまない人がいる


説法を説く人がいて
そのみちをそれると
空っぽの人がいる



誰もがおもての顔を持ち
誰もがうらの顔を持つ



きょうは


きのうと違う
どの顔で出かけよう


                           なゆた



あとがき:
『ジキルとハイド』なんて禍々しい題名を付けたことに少し反省。
『光と影』の方が良かったかなと思います。
さっそく、取り消し線でタイトルを変更。。。
リアルの生活でも、こんな風に取り消し線で発した言葉を無かったことに出来れば
どれほど平穏な生活をおくれるのだろう・・・。


光が有るところに影が出来、そしてその実態を平面から立体へと変えていく。
人生も、悲喜こもごも有って初めて存在感を増すものだと思う。


レンブラントの絵画、谷崎潤一郎の『陰影礼賛』のような哲学じみたものが好き。
わびさびにも、繋がるのでしょうか?
私はやはり日本人なんだな~と思う。