日々のつれづれ

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『残念な花達の再生』(2)もう残念とは言わせない

『残念な花達の再生』(2)もう残念とは言わせない


前回の状況は、下記ブログよりお読み頂けます。



さて。2021年5月5日の状況を更新します。


★ミリオンベル(パープル)


昨年10月末の樹勢はこんな感じでした。


10号鉢で育てた昨年10月末の写真


この残念なミリオンベル(パープル)を霜よけし、ゆっくりと育てました。
3月から、ハイポネックスを1週間に一度、1000倍程度に薄めて水代わりにあげて育てる。


2021年5月4日 こんな感じで10号鉢(30cm鉢)が隠れるほど成長 

成長初期の写真が無いので、ホントかな?と疑う人が居るかもしれないですね (-_-;)


ただ、園芸店でミリオンベルを見ても一年物でこんなに花を付けた鉢苗は見かけないのではないでしょうか。


※ミリオンは、100万なので花数としてはまだまだ少ない。
 この花をピンチし、もう少し脇芽を増やして花数を増やそうと思う。
 今朝、花の会のメンバーにミリオンベルの花を全て取り枝をピンチすると言ったら
 女性連から猛反対の嵐・・・。白い目で見られる。。。


少しして、ほとぼりが冷めた頃にピンチ。


このまま、鑑賞していても十分楽しめる花になりました。
このままで、育てる事も大賛成です。ただし、ミリオンベルはその名の通り
沢山の花を付けることが本能なのです。可能性を最大限に膨らませてあげたい思いから
このような作業を行っています。



               ⇓


★10号鉢で育てた二年物のミリオンベル(5月5日現在) パープル
二年物なので、5月初めにこの勢いです。まだ、花数は100~200ぐらい
小輪なので、500ぐらいの花を今後咲かせたい。

花と花芽、伸びた枝を1/2程度に剪定


ミリオンベルは、ナス科の植物なので、連作障害が出ます。そのため、比較的浅い鉢から
深さ30cmぐらいの深鉢に植え替えます。
土は、出来るだけ根鉢をほぐして古い土を落とします。神経質に根を傷付けるのを心配する
必要は有りません。
新しい用土は、花の培養土(そんなに高いものでなくても大丈夫)を入れます。
新しい用土には、マグアンプKとオルトランを事前に入れて置きます


10号鉢(30cm鉢)深さ30cmぐらい こんな感じ

植え替えたら、たっぷりとシャワーを浴びさせます。それも大量に・・・。
新しい用土は、少しの水では部分的にしか浸透しません。私の場合、鉢から溢れるほどの
洪水ような水やりを3度ぐらい繰り返しします。
(古い土には、老廃物が沢山溜まっているのでここでリフレッシュ)
桶に水浸しにする方法を使う方もいますが、経験上シャワーの洪水の方が傷んだ葉やゴミ
も一緒に綺麗に流してくれるのでお勧めです。


大事な事を書いていませんでした。



いつ頃?花が咲くの???


それ大事ですよね


こんなに剪定(摘芯)したので心配でしょうが、2週間程度で元の株より充実した株になって花芽の数も倍増する予定です。3週間ぐらいすると花束の様な花が見られると思います。


注意:ミリオンベルは肥料喰いです。1週間に一度程度は液体肥料(1000倍希釈)を
   あげないと沢山の花は望めません。



★ミリオンベル(レッド)後1週間ぐらい先に、ピンチ・鉢かえ・用土追加の予定


昨年10月末の樹勢は、パープルよりは遥かに良かった。成長の段階で脇芽の発育が悪い
感じ。同じように同じ環境で育てたのにどうしたんでしょうね。。。


10号鉢(直径30cm)で育てた昨年10月末の写真

                 ⇓


樹勢は、こちらの方が良かったのに(-_-;)。元気がもう一つない。花芽が付いたので
最初に花が咲くまではピンチしないことにする。
蕾が有るので週末には咲きそうな雰囲気です。


★10号鉢で育てた二年物のミリオンベル(5月4日現在) レッド



★こちらは、挿し芽で育てたミリオンベル(5月4日撮影)
作業内容は割愛しますが、5月5日に散髪程度のピンチ済
また、株が充実してきたら状況を報告します。


6号鉢(直径18cm)で育てています


やはり、ミリオンベル(レッド)の生育が悪い。


                            なゆた




付録:


1.挿し芽の基礎知識



挿し芽とは何なのか基礎知識をチェックしておきましょう。これから説明する内容は、挿し芽を成功させるには大切な内容です。


1‐1.
挿し芽とは
挿し芽とは親株から枝や茎を切り取って増やす方法のことです。栄養体となる親株の枝・茎を使用するため、「栄養繁殖」ともいいます。ガーデニング初心者にとっては「難しそう…」と思うでしょう。しかし、正しい栽培方法を知っておけば簡単に増やすことができます。


1‐2.
挿し芽の原理
なぜ、親株の茎・枝を切り取っただけで新しい株が作れるのでしょうか。挿し芽の秘密は「栄養細胞」が関係しています。栄養細胞とは植物の茎や枝にある細胞のことです。栄養細胞がきちんと働いていれば、新しい植物として育てることができます。親株の枝・茎・葉などは栄養栽培としての役割を担っているため、切り取っても単体として育てられるのです。また、茎・根の部分にはどんな体細胞にでもなれる「万能細胞」が存在しています。万能細胞が多数残存していることで、さまざまな体細胞に分化できるのです。


1‐3.
挿し芽で育てられる植物
挿し芽で育てられる代表的な植物はアイビー・ポトス・ベンジャミン・ハイビスカス・ブーゲンビリアといった観葉植物(多肉植物)になります。また、草花ではコスモス・ミント・バジル・菊・リンドウなど、花木ではクチナシ・ツバキ・ミニバラ・ハナミズキ・クチナシ・アジサイなどが差し芽での栽培が可能です。


1‐4.
挿し木との違い
挿し芽と似ている言葉の「挿し木」があります。挿し木と挿し芽の違いは「増やす株の種類」です。挿し芽でおこなう栽培は草花が対象になります。一方、挿し木の対象は木です。木の茎・葉・枝を切り取って株を増やす場合は「挿し木」と呼ばれることになります。



1‐5.
挿し芽と通常栽培の違い
日本でいう通常栽培とは「通常量の農薬を使用した栽培方法」のことです。一方、「挿し芽」は親株から株を増やす栽培方法になります。そのため、通常栽培で育てた植物を親株にすれば、親株と同じ性質の植物が育つでしょう。親株の性質によって挿し芽の性質も変わります。


1‐6.
挿し芽のメリット
親株が理想的な状態の場合、挿し芽のメリットが働きます。親株が良い状態で挿し芽をすれば、より理想的な植物が簡単に増やせるのです。株を増やすことだけでなく、自分にとって理想的な植物に育てることができます。新しい株が欲しくても、親株とまったく同じ株が見つかるとは限りません。種を購入してまいてみたら繁殖力が弱かったり、期待していた花色ではなかったりすると落ち込むでしょう。しかし、挿し芽をすれば、親株と同じ性質を持った株が簡単に作れるのです。


1‐7.
挿し芽のデメリット・注意点
理想的な株を増やすことができる挿し芽でもデメリットがあります。デメリットは親株が病気になっていると新しい株にも移ってしまうことです。親株の茎・枝を切り取って増やすため、親株自身が病気の因子を持っているとすべてがダメになってしまいます。たとえ、挿し芽で増やせても病気になる確率が高いでしょう。よって、挿し芽をする際は親株に問題がないかどうか確認しなければなりません。