日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『もう少し』夢アルバム⑭

『もう少し』


何もかも捨ててしまいたいと思うことが有る
真っ白な1ページからやり直せたらと


でもね
今まで築き上げてきたことを無いことにしたら
いったい何が残るんだろう


捨てられないものをいっぱい抱えて
やり残した事がまだいっぱい有る


疲れきった重たい心が
鉛のようにのしかかって
もう頑張れないと
心が悲鳴をあげている


そうだよね
こんな飛べない心で
「出来るよね」って言われても
出来ますなんて空返事だと思う


ひ弱で萎えた心のよりどころは
一体どこにあるのだろう




「そうだよ・・・」
と私のところまで降りて来てくれる友がいる


精神論など、おくびにも出さず
話を聞いてくれる友がいる
独りじゃないと教えてくれる友がいる




嘆くことは簡単だけど


一人で歩くことが出来るまで
持っているものを全部無くしても
何も残らなくても
明日が晴れた日であることだけを願ってる


どうせ
生まれた時には何も持っていなかったんだもの
夢が叶わないかも知れないけれど
それでも諦めない


生きてるって
この肌で感じられるまでは
一緒に歩いて欲しい
おぼつかない歩みで
イライラさせるかも知れないけれど


もう少しだけ
僕の手をにぎり
杖になって欲しい


一人で自分の足で歩ける時まで
自由気ままにはばたける日まで


もう少しだけ一緒にいて欲しい


                    なゆた


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詩アルバムとは、昔からの自分の人生を顧みる機会にしたいと書き始めたものです。


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