日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『君がいた夏』夢アルバム⑯

『君がいた夏』


毎年
夏をこうして待っている
四季の中で
もっとも華やで力強い季節


美しい世界
雄雄しい入道雲
あくまでも蒼く澄んだ空
どれも最上級の見世物


夕暮れ時に
君をさそって
夜店で金魚すくいした夜
淡い恋心


親に内緒で
夕日を見ながら
話した事も全部夏だった
線香花火が今も心を焦がす


命を燃やして
闇くもにひた走った夏
この歳になっても
胸がときめくのはその余韻


夏が好き
走馬灯のように過ぎた夢
それもこれも
私が生きた証明だから


                 なゆた