『朝の挨拶』
『朝の挨拶』
肩の力を抜いて
胸の奥から深呼吸してみる
こころに残ったわだかまりを
一気に吐き出す
爽やかな秋の空気を
この身に映して
どんな景色が描けるのだろう
見えないものが見えてくる気がして
窮屈な檻が少しずつ溶け出していく
手足をのばして
季節を抱きしめてみる
気持ちに沁みついた汚れ物を
身体の節々から跳ねのけて
穏やかな朝日に
こころを映して
虹色の夢を描きたい
聞こえないものが聞こえてくる気がして
秋のいざないの声が聞こえる
おおあくびしながら
まだ覚醒しない今日を見つめている
緑の若葉がキラキラと光って
清涼な景色に身が洗われていく
どこにもある
こんな風景が
なにげない幸せを運んでくる
なゆた
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