日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『生きるということ』

『生きるということ』


この時期
小さな花の種を蒔きました
どんどんと寒さが増して
もう少ししたら霜が降る頃に


命の芽生えは
季節とわずかな水と光が必要で
運が悪い種は発芽することもなく
命を終わらせ


恵まれた種たちは
地にゆっくりと根を下ろして
どうなる事かわからないまま
希望の芽を育むのです


種には個性が有り
暖かい時期に芽を出すもの
寒くならないと芽を出さないもの
芽を出して枯れてしまうもの
色々な偶然により
その命を育むのです


運命は種にあるのではなく
種が落ちた地に有り
運が良ければ
成長し次の世代に命をつなぐのです


これといった助けもないまま
自然の中で
偶然に生まれ
偶然に朽ちていくのです



そんな命を見つめて
そんな命に勇気をもらって
せっせとお世話している


春が来て
色々な花が咲くころ
君の姿を思い浮かべながら
せっせと汗をながすのです


                     なゆた