『こころは、曇りのち晴れ』

こころを開くこと
それは
簡単で難しいことば

今朝
屋外のメダカの鉢に氷が張っていた
それに霜が降りて萎えた花たち

静かに自然と向き合うと
生き物たちに
たくさんの事を教えられる

凍えた葉は
朝日を受けて
少しずつ元気を取り戻して

昼には
何事無かったのように
美しい花を蘇らせる

何度
こんな日を通り過ぎたら
輝く季節に巡り合えるのだろう

何の約束もないまま
ただ咲き続けるいのちに
少しの水と愛情をそそぐ

この生き物たちのように
素直に自分を表せたなら
もっと違った道がひらけるのだろう

ありのままを生きる
自然に寄り添って生きる
そんな言葉が私に勇気をくれる

後、何日かすると
暖かな日が戻ってくるという

こころも
ゆっくりと回復して
穏やかな居場所が戻ってくる

こころの天気予報が
そう告げている気がした

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なゆた