『金のうんこ』

真っ白なキャンバスに
船を浮かべて

目的地は
海と空が交差するところ

・・・いい出足で言葉が浮かんでくる

※※※

こんな事を書いていると、
横からチャチャを入れるヤツがいる。

おい、
白いキャンバスに船を浮かべるのはいいとして、
船の下は海だろうに･･･。
なんで海、書かへんの？
折角だから、もう一つ
青い空と白い雲が無いとおかしいやろ？

海と空が交差するところって、
曖昧でボヤっとしてる。
どこや？方位や緯度・経度は？言わんとわからへんやろ。

※※※

こんな風にいつも土足で心に踏み入るヤツ

こいつがいつも心に枷を嵌める
くび木をさせて身動き出来なくする

心の中では、
水星・金星・地球を串に刺して、
みたらし団子にして食べてしまう事も出来るのに。

宇宙の果てまで一瞬でたどり着くことが出来るのに。

こいつときたら、
ビルの上に金色のうんこが乗ってるのには、
何の違和感も感じないらしい･･･。

隅田川のたもとに鎮座する、雲のような形をした金色の変わったオブジェ。東京・浅草を訪れた人なら見覚えがあると思います。巷では「金のうんこ」の愛称でも知られる、浅草のランドマークの一つです。

こいつにかかったら、わたしの言う事は支離滅裂で荒唐無稽らしい。

それにしては、こいつ
難しい顔しながら

「般若波羅蜜多」たら言う呪文をいつも唱えている。

色即是空・空即是色だとか、

こいつ判って言ってるのか？

執着する心は、モノの本質や実態に目隠しをすることを･･･。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なゆた