日々のつれづれ

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人生の黄昏時を知った時から聴きたい歌

人生の黄昏時を知った時から、あの頃の輝いた時代に戻りたいと思われる方も多いはず。
どなたかのブログにも、「タイムマシン」があったらば・・・。
と言う見出しのブログも拝見させて頂いた。
「大切な忘れ物」「眩しい青春時代」「青春の価値観」などの言葉が綴られていた。
ただただ、同感である。


仕事一筋に歩んできた人、あるいは家庭を必死で守り続けた人が、
老いを迎えて紆余曲折はあったが、自分が歩んできた人生を少し悔やみながらも、
いとしく想う望郷の念なのだろう。


人生の黄昏時に何が必要なのか?
を私に教えてくれた歌を今回は紹介したいと思います。


「季節の花がこれほど美しいことに歳を取るまで少しも気付かなかった」
で始まるこの曲、作詞は楊姫銀・さだまさし 作曲はさだまさし


約8分の長い曲です。少し手の空いた時にお聞きください。

人生の贈り物/岩崎宏美


「人生の贈り物」      作詞:楊姫銀、さだまさし 作曲:さだまさし


季節の花がこれほど美しいことに
歳を取るまで少しも気付かなかった
美しく老いてゆくことがどれほどに
難しいかということさえ気付かなかった


もしももう一度 
若さをくれると言われても
おそらく私はそっと断るだろう
若き日のときめきや迷いをもう一度
繰り返すなんてそれはもう望むものではない


それが人生の秘密
それが人生の贈り物


季節の花や人の生命の短さに
歳を取るまで少しも気付かなかった
人は憎み諍い そして傷つけて
いつか許し愛し合う日が来るのだろう


そして言葉も要らない友に 
なってゆくのだろう
迷った分だけ深く慈しみ
並んで坐って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友がいれば他に望むものはない


それが人生の秘密
それが人生の贈り物


季節の花がこれほど美しいことに
歳をとるまで少しも気付かなかった
私の人生の花が散ってしまう頃
やっと花は私の心に咲いた


並んで坐って沈む夕日を一緒に眺めてくれる
友がいれば他に望むものはない
他に何も望むものはない
他に何も望むものはない


それが人生の秘密
それが人生の贈り物


                      なゆた