日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『道標(みちしるべ)』

『道標(みちしるべ)』


文字がなければ
思いはとどかない
心に響くこともない


文字を口にすることで
言葉ははじめて光を放ち
心に刻みこまれる


時に
その言葉が
心に傷をつける


言葉は研ぎすまされた剣


非情なもの
見せかけのもの


美しいもの



智慧がなければ
使うことをはばかられるもの


仮面に
隠された真実は
言葉の行間に漂い
誰もそれを知ることができない


ただ
心の道標だけがその行先を知っている


                                                         なゆた