日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『こころ模様』

今朝、テレビで「世界錯覚コンテスト2020(Best Illusion of the Year Contest 2020)」で
日本の数学者、工学者であり、東京大学名誉教授、明治大学教授を務めている
杉原 厚吉(すぎはら こうきち)先生が世界錯覚コンテスト2020で優勝したと伝えられた。


過去にブログで紹介した錯覚と言う切り口で書いたものをもう一度皆さんに紹介しようと思います。
人間の考える事が如何にいい加減で自分勝手な憶測に基づくものであるかを
改めて考える契機にしたいと思いながら書いています。



『こころ模様』


美しいと思っていた
欲しいと思ったモノ


手に入れてしまうと
なぜか色褪せてしまう


欲しかった靴
駄々をこねて
買ってもらった


自分のものになると
やはり色褪せて
つぎの靴が欲しくなる


欲望は
手に届かないほど
強度を増していく



人は勝手な生き物



眼で見たものに恋し
綴った文字が真実だと信じる


耳で聴いたメロディーが
この世界だと思う


不都合な真実に
こころを閉ざし


自分の好みに合わせて
架空の世界に入り込む



こころの眼と
こころの耳を持たねば
夢幻の世界を彷徨うさだめ


こころ模様で変わる世界に
正しさなどない


                    なゆた


※※※


以前のブログをもう一度、読み返してみた。結構、錯覚の作り出す世界にはまったりする(笑)
初めてご覧になる方は、以下のブログを見てみてください。
時間のある時、楽しめるとおもいます。新しい発見が有るかも知れません。