日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『人生が二度あれば』

若い頃、
井上陽水の「人生が二度あれば」を聴きながら
両親の人生が子供の為にだけ有った・・・・と。
そんなことを考えながら、俺はそんな人生
まっぴら御免だ・・・と考えていた。


人生の色々な局面で
もうダメか
これ以上は無理だと何度も何度も思った
しゃがみ込んで立ち上がれない時だって有った。


そして、
陽水の唄う曲の父と同じ年頃になっていた。
この歳になって判ることもある。
人生は、誰かの為ではなく
自分自身の為だということを。


私の人生というドラマに
出演した妻や子も同じように自分のドラマを演じる俳優
きっと、名子役、名女優だったと思う。


人生が二度あれば・・・何て、もういいかな~とも思う。
すべてが無に帰することへの恐怖も、
漠然とした虚無さえ
今では、自然のことのように思える。
きっとそんな年頃になったんだと思う。


ただ、
枯れることなく生きたい。
自分を生きたい。
生気をいつも心に貯め込んで
諦めることを止めない
明日を夢見る


そんな青臭いおっさんで居たい・・・。


                なゆた



井上陽水 - 人生が二度あれば