日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『鎮痛剤』

マリー・ローランサンは、20世紀前半に活動したフランスの女性画家・彫刻家
詩人としても有名です。
パステルカラーの美しい女性達の絵画を思い出す。


彼女の詩に『鎮静剤』という有名な詩が有ります。
この詩の最後の言葉
『死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です』
 なんと切ない言葉でしょうか・・・。


そこで、ちょっと盗作気味に男性バージョンを作ってみました。


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『鎮痛剤』 


卑屈な男より
もっと哀れなのは
自分を知らない男です


自分を知らない男より
もっと哀れなのは
心が病んだ男です


心が病んだ男より
もっと哀れなのは
見捨てられた男です


見捨てられた男より
もっと哀れなのは
去られた男です


去られた男より
もっともっと哀れなのは
忘れられない男です


                なゆた


「接吻」

6月10日に、クリムトのことについて書いた詩に画像「接吻」究極の愛
をあげましたが、ローランサンの「接吻」は、何というか夢が有りますね。
宜しかったら、6月10日の詩をご覧ください。m(__)m