日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『ツァラトゥストラかく語りき』と言うけれど

『ツァラトゥストラかく語りき』と言うけれど


修行を積んだ
ツァラトゥストラが人々に叫ぶんだ


 人生とは、
 超人と末人の2端をもつ綱に等しい
 その綱の上を
 まるでかるわざ師のように歩く


 前に進むも危うく
 少しのためらいで奈落に落ちる


 立ち竦むのは更に危うい
 何もしないでいることはなお辛く
 横風に煽られ真っ逆さま


 後ろに退くのも危うい
 過去を振り向いても
 何の解決にもならないと・・・。


ツァラトゥストラさんはこう宣(のたも)うた



いっそのこと目を瞑り
思いのままに歩けばいい


目に見えるものではなく
心の目で足元をみる


慣れない足取りでも
踏み出せば超人になれる?


ニーチェは、果たして超人になり得たのか


苦悩の中、彼の試みは水泡に帰す


一寸先も見えない人生
もがきながら前に進んでいく


歩みを止めることはすまい
ましてや足元の奈落に引き込まれることも


不安 恐怖 失望 嫉妬 自己嫌悪
こんなものは、みんな噛み殺して


平安 夢 希望 憧れ 愛
そんな思いを育みたい


難しいことは判らないけれど
心に闇を引き込まないようにしよう


どこかの数学者の言葉
「努力は報われず正義は滅びる
 されど挑戦の日々」


きっと
今の自分にしっくりくる言葉だと思う


眠るとき、今日一日
どうだったかを聞いてみればいい


                         なゆた