日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

ある卒業式の風景

これは、実際に有った友人の卒業式の風景。
もう、半世紀を過ぎようとしているが、
今でも忘れられない思い出だと話してくれた。


ある田舎の女子高の卒業式。
式典が終わり、教室に戻った生徒たちに
堅物の男性教師が神妙な顔をして、
熱血教師のようには、言葉を贈れないが
はなむけの歌を聴いて欲しいと切り出した。


生徒たちは、早く終わって友達と別れを惜しみたいと
思っていたようで少し当惑気味に教師の顔を眺めている。


教師はこんな歌を唄い始める。

ゴンドラの唄/東京混声合唱団


つかの間の静寂の後、
生徒たちは、恩師の愛情の深さに言葉をつまらせたとか。。。


恩師は、彼女たちに
何を伝えたかったのでしょうか。





「ゴンドラの唄」    作詞 吉井勇 作曲 中山晋平


いのち短し 恋せよ乙女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを


いのち短し 恋せよ乙女
いざ手をとりて 彼の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを


いのち短し 恋せよ乙女
波にただよう 舟の様に
君が柔手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを


いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを


                 なゆた


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