日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『すべてにときがある』

『すべてにときがある』


すべての事にときがある
愛するにときがあり
憎しむにときがある


進むにときがあり
足踏みするにときがある
また退くもときがある


それらは
すべては自然が教えてくれたこと



可愛い花が大切で
家の中で大事に育てる


植物には水が必要
栄養が必要


だけどよく考えてみて


大事にするあまり陽の光を受けない花がどうなるか
寒い時に水をあげるとどうなるか


大切に育てたいから肥料をたっぷりあげる
要らないときがあることを知らないのか・・・。


どうしようもない
愚かを通り過ぎて救いようがない



クリスマスシーズンが近づいている
にわかクリスチャンがとても悲しいことをはじめる時


恵まれない子供たちに
これでもかと「サンタからのプレゼント」が届く


施設の職員は
複雑な思いでその善意たら言う贈り物を頂く


子供たちは大喜び
恵まれない子たちには最上級のご褒美に思える


まるで乾いた土に水をたっぷり与えるように


にわかクリスチャンはそれを善行と言いラッパを鳴らしてふれまわる・・・。



職員はこれから始まる悲しい出来事を
嫌と言うほど知っている


クリスマスシーズンが終わると
水が引いたように
施設に人が来ることが無い


子供たちは、一度経験した喜びが続くと思いながら
ぐずりはじめる


職員は言う
「年に一度の善行がいかに子供たちを傷つけるか」
「何もしなくていいから、決まった時に決まったように」
「毎月顔を出して欲しい」
「クリスマスを過ぎると子供たちの心の飢餓が始まる事を知って欲しい…と」



すべての事にときがある
愛するにときがあり
憎しむにときがある


進むにときがあり
足踏みするにときがある
また退くもときがある


それらは
すべて自然に教えられたこと


                     なゆた