日々のつれづれ

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マーガレットの増やし方(差し木から一年)最終回

昨年、何度か差し木でマーガレットを育てている日記を書いていました。丁度1年が過ぎた
ので小さな枝から一年でどの位成長したのか、どのように管理していたのか等をまとめてみました。以下の日記をご覧ください。
もし、マーガレットを育てている方が居るなら、丁度この時期が挿し木の適期です。


マーガレットの増やし方!


 ※増やすことのメリット
  ①経済性を考えた場合、お得です。
   ブランドものの花苗は、一苗600円から700円ぐらいします。
   この増やし方の場合、一苗0円です^^
  ②同じ花をまた咲かせたいと思う方には持って来いです。
  ③木化したマーガレットは、形が崩れて枝が暴れます。そんな時には、挿し木で
   更新するのも良い方法ではないでしょうか。


★私の方法:差し木で増やす。
1.昨年4月中旬ごろに芽の先端から5~10cmで枝を切る
  (切る枝は、木化していない新芽の枝がおすすめ)
2.葉っぱを4~5枚残した状態で切り口を2時間ほど水につける
3.挿し木用トレイ容器(ビニールポットでも可)に挿し木用の土を入れて水をかけて湿ら
  せる。(用土は、水はけがよく、清潔で、肥料分がないことが条件)
4.挿し木用の土に穴を空けて枝を挿す。
  (発根を良くするため、挿し木の切り口にルートンなどの発根促進剤をまぶす)
5.水受けトレイの上に挿し木用トレイ容器(ビニールポットでも可)を置き
  用土が乾燥しないよう管理する。水受けトレイには、少量の水がいつも有るように
  管理すると便利。
  3週間目ぐらいから発根して1ヶ月後ぐらいで根が張るので、培養土入りの3号ポットに
  移植
  
こんな感じで簡単に増やせます^^


注意:種苗メーカで作られた新種のものは、特許(知的財産権)で保護されているため
   個人で楽しむ程度にしましょう。売買・譲渡は禁止されています。


挿し木(芽)1か月後(昨年5月中旬)の状態。 右は挿し木の発根促進剤(ルートン)


下の写真は昨年6月初旬
上部6鉢が挿し木したマーガレットです。その他は、同種のオステオスペルマム
やボンザマーガレットも簡単に挿し木出来ます。

6.夏場の管理
  マーガレットは夏場に成長が止まります。とはいってもほったらかしだと枯れてしまい
  ます。そうかと言って、手を掛け過ぎると枯れてしまいます。
  大事に育てたいと、液体肥料などを与えるとかえって根を痛めてしまいます。
  7月、8月には半日蔭でそっとしておいてあげてください。
  普通のマーガレットは梅雨前に選定しておくことをおすすめしますが、根が出たばかり
  のマーガレット苗は、そのまま育てます。


7.夏場を過ぎた管理
  9月に入ると、マーガレットも眠りから覚め秋の成長シーズンに入ります。
  そこで、鉢上げしていた苗を根鉢を崩さず大鉢に移植します。
  用土には、アブラムシ駆除の薬(オルトランなど)とマグアンプKを入れておきます。
  私の場合、新しい培養土を入れた10号鉢(直径30cm)の鉢に植え替えます。
  移植後、土になじんできた頃に液体肥料(ハイポネックスなど)を1000倍ぐらいに
  薄めてカンフル剤のように施しています。


8.昨年8月31日のマーガレットの様子
  前日、10号鉢に移植しました。


9.昨年10月25日のマーガレットの様子
  花芽は少しづつ上がっては来ていますが、秋にはこんな感じで少しだけ花が付く程度


10.11月に入ったら、霜の当たらない場所に退避します。少しづつ苗の翳りが出てきます
   が枯れる事は有りません。ただし、葉が黄化するものが出てきます。
   12月に入ったら、水やりを少なめ(週1回程度)にし株の休眠を促します。


11.2月末から3月初めになると、昼は穏やかな陽気の日が増えてきます。そんな時には
   マーガレット苗も日光浴させてあげましょう。合わせて、冬の間に傷んだ葉や茎は
   この時期に綺麗にしておきましょう。病気の無い花に育てるためです。


12.4月23日に撮影したマーガレット。10号鉢が隠れるほど満開です。
   1本の小さなマーガレットの枝から1年でこんな風に仕立て上がりました。
   (これは、自治会の集会所前に置いた写真です)

中央のマーガレット鉢(満開の少し前の写真)花壇入口


                            なゆた