日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『リビングストンデージーの憂鬱』

『リビングストンデージーの憂鬱』


陽の光があたらないと
羽ばたけない花


パステルカラーに包まれた花を
固く閉ざして
誰かを待つ人のよう


曇りの日の
心は憂鬱
艶やかな容姿をそっと隠し


雨の日には
うなだれてしまう



太陽の光との出会いで
初めて心開く花


可憐な君は
もう私のお気に入り


今日も晴れることを
願い待ちしている



リビングストンデージーとラナンキュラス(去年の10月に種まき、球根を定植した)
この地方では意外と難易度の高い(霜に弱い)花を半年かけて育てました。
この花壇は、霜に比較的弱い花を育てる場所です。
露地植えとしては、とても評判のいい花壇です。


※リビングストンデージー(和名:ベニハリソウ 紅玻璃草)は、南アフリカに分布するハマミズナ科クレレツム属の一年草です。
分布域は、南アフリカ・北ケープ州から西ケープ州にあり、冬に雨が降る地域を中心に砂地の場所や岩場などに自生しています。
南アフリカ原産の植物は観賞用として多数栽培されていますが、中でも本種リビングストンデージーは、最も有名で世界中に導入されている植物となっています。


リビングストンデージーの花期は4月~6月上旬。
花期になると、茎の先から花柄を伸ばし、花径4~5㎝程度の花を咲かせます。
デージーの名前を持ちますが、花はキク科に見られる集合花ではありません。
花弁のように見えるのは、雄しべが変化した仮雄蕊(カユウズイ)と呼ばれるもので、美しい光沢を持ちます。
雄しべは花の中心に2~4列に束生し、葯は紫色、または黄色です。
花は日が当たると開き、日陰では咲きません。


栽培のコツ:10月から11月に種で育て始めます。苗は霜に弱く露地栽培には向きません。
      冬、氷点下でも霜よけすれば育てられますが、比較的難易度が高いです。
      冬は、ポット苗で霜よけしながら寒風にさらさない育て方が出来れば、春には
      パステルカラーの花をたくさん咲かせてくれます。
      
*ラナンキュラスの育て方は、また別のブログで書く予定です。


                             なゆた