日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『黄昏せまる頃に』夢アルバム 2021

『黄昏せまる頃に』


若い頃、
井上陽水の「人生が二度あれば」を聴いた。


あの陽水が。。。
最後に慟哭しながら、


人生が誰のために有るのかわからない・・・・と。



曲を聴きながら、
俺はそんな人生
まっぴら御免だ・・・と思っていた。



井上陽水 人生が二度あれば


そして、
陽水の父と同じ年頃になっていた。


この歳になって判ることもある。
人生は、誰かの為ではなく
自分自身の為だったということを。


自分の目で見える世界は、
すべて私が作り出した世界だから
妻も子も友人も私の一部なんだと思える。


夢や希望も
老いも病も恐怖さえも。。。



人生というドラマに出演した妻や子も
同じように自分のドラマを演じる俳優。


きっと、名女優、名子役なんだと思う。



人生が二度あれば・・・



すべてが無に帰する恐怖も、
漠然とした虚無さえも。


今では、自然のことのように思える。
きっとそんな年頃になったんだと思う。



ただ、枯れることなく生きたい。
自分を生きたい。


希望をいつも心に貯め込んで
諦めることを止めない。


明日を夢見る、
そんな青臭いおっさんで居たい・・・。


                          なゆた