開けてはならないもの
【大いなる誤解】

文字だけの世界の住人だけど
今では心の一部を占めるまでに膨らんでいる

出会いなんて恰好のいい言葉には似つかわしくない
どちらかと言うと勝手な思い込みがほとんど

優しい言葉に慣れていない私には
顔文字の笑顔だけで癒されたり
やさしい言葉をかけられると
つい本気で受け取ってしまう

こうして
妄想の世界の入り口に入っていくんだろう

もう一人の私がつぶやく

「甘ちゃんだよね」
「どうせ、ネットなんて匿名の世界　嫌になったらHN変えれば
　また新しい人格が生まれる」

そんな囁きに、とてつもない寂しさが襲う

・・・確かにそうかも知れない。

自分勝手に好きになり
自分勝手に嫌いになる

多くの言葉なんていらない
嫌になったら話すことをやめればいい・・・
腹立ち紛れに毒舌を吐いて
もう二度と話すもんかとつぶやく
それだけで済む事

たったそれだけで絆と思っていたことが脆くも崩れ去る世界

まるで、ゲームに飽きた子供がリセットするように
もう一度ゲームを始める

何の躊躇いもなく、こいつ面白くないから次の世界へ
って感じ

悲しすぎるよ
暇つぶしに入ってみたのは真実だけど、今はそうでもない
いろんな人と話す事が楽しくて　自分の世界を広げて行く

勿論、淡い憧れのようなものもあるしね・・。そんな感覚かな？

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【大いなる錯覚】

あのさ〜
この頃、入って来たおじさん
妙になれなれしく話しかけてくると思わない？
笑っちゃうよね

下手な詩を臆面もなくみんなにさらして
愛だ、恋だ、失恋だなんて
もう、とうに人生終わってるのをまだ判って無いんだから
錯覚もここまでくると災難よね〜

それでさ〜
ちょっと褒めてやったら、頭に乗って
自分を芸術家気取りで
もう最悪・・・・
挙句の果てには、読者登録だと！
信じられない
どこの馬の骨か判らないおやじの読者になる？
身の毛がよだつわ〜

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【大いなる怨嗟】

あのね・・・

日記のタイトルにひかれて
ちょっと、自分なりの思いを伝えてみたの
そしたら、私の書き込みが気に入らなかったみたいで
その日から、非難の書き込み・・・

もう、疲れちゃった
自分のページを開くのが怖くなってしまった・・・

ホントに素直な気持ちで、そう仰いますが
こういう事も言えるんじゃないですか？

って、ただこれだけの事

どうして、そんなに叱られるのか今でも判らないでいる

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【パンドラの箱】

ギリシャ神話に語られたパンドラの箱、「決して開けてはならないもの」
私は、好奇心で開けてしまったのだろうか

地上をあらゆる災いを覆ったように、ここには欺瞞が満ち
嫉妬に渦巻く空間でしかないのかと

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【最後に残った希望】

知っている方で、
この文字世界から去って行かれた方を見た
きっと、この亜空間の虜になって
夢を語り、人を信じ、友を得たのであろうに
その人の言葉
「私には、とても付いて行けないレベルの人達ばかり」
未だに、それが何を暗示しているのか判らないでいる
どれだけ血を流せば飽き足りるのか・・・

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人生の半ば以上過ぎた方が多く集まるコミュニティー
賢い　人の智恵は無いのだろうか?

人の絆を大切にしたい
趣味に喜びを見出そう
心で話しかけよう
人の哀しみを哀しみとして受け入れられる柔らかな心を持とう
楽しい時には、一緒に笑って
泣く時には恥ずかしげもなく共に泣こう
希望の灯りが一人ひとりの心の中に育ちみんなが光の子になれるよう
強い思いで弱さに立ち向かいたい
一人では出来ない事も友が居れば叶うと信じて
今日もここに居る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なゆた