日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『The Rose Tattoo』

『バラの刺青』


忙殺される毎日
省みることのなかった現実
単調な振り子時計の生活
やさしい言葉さえ忘れていた


生きる統べは、


「狡猾」
「刹那」
「欺瞞」


すべてを胸に刻みつけてきた


偽る事に躊躇することなく
正当化するため
深紅の薔薇を胸に刻んだ


大切なものを置き去りにして・・・。



この虚しさはなんだろう
黄昏せまり
太陽がその役割を終える頃
自問自答する


これが生きるということか


遠くで誰かの声がする


「人生捨てたもんじゃないよ」
「皆、同じように歩いてきた」
「疑問を持たず漫然と生きた訳じゃない」
「悲しい事は数え切れない」
「幸せな事は数えるほどしかなかった」
「それでも生きてこれた」
「それで良かったんじゃないか」


命を焦がすように生きてみたい
情熱は情熱のまま


生きた証をこの場に刻むように




※なゆた超訳※


 「The Rose Tattoo」


 胸に薔薇を刻むヒト
 確かにあなたの愛を試した
 愛する人をあざむいたのに
 どうして「嘘だ」と言ってくれなかったの


 薔薇が色褪せるように
 恋もいつか終わるのでしょう
 女は一生待ち続けるもの


 愚かかも知れないけれど
 夢追い人のように待つわ
 女は薔薇を胸に刻むヒトを
 忘れられない


 女は一生待ち続けるもの
 愚かかも知れないけれど
 夢追い人のように待つの
 女は薔薇を胸に刻むヒトを
 忘れられない


                  なゆた