日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

『心の秋』

『心の秋』


雲の彼方で
透きとおる風を切って
感傷的な季節が見え隠れする


川のせせらぎ
鳥のさえずり
森の香り
木々の色づき
月はおぼろ


みんな秋の訪れを待ち焦がれていたかのように・・・。



さくら貝の歌(昭和24年)鮫島有美子 Cover


すぐそこに待つ
色彩世界の訪れを感じ
そよ吹く風が心地いい


夜明けの紫
涼やかな朝風
宙は高く
コスモスは花開き
ふわりゆらり


翳りは
青く澄んだ空と交わり
透き通る風に触れる


遠くで
豊穣を告げる
笛の音の響き



心の在り処も
秋の物悲しさと相まって
憂愁の色を濃くしていくのでしょうか
                           なゆた