『ダンゴ虫』夢アルバム51
ダンゴ虫は
鳥に打ちのめされて
病葉(わくらば)に隠れる
心が縮んで丸くなって殻に囲まれ
誰にも心を許さない
だけど少しの時間と
柔らかい陽差しを浴びると
ゼンマイ仕掛けのようにまた動き出す
今日は、なぜか
ダンゴ虫の気持ちがわかる
なゆた
The Rose Amanda McBroom
愛は河だという人がいる
柔らかな葦を押し流してしまう河だと
愛は鋭い刃だという人がいる
魂から血が流される刃だと
愛は飢えだという人がいる
たえず疼きつづける欲望だと
でも私は思う 愛は花だと
そしてただ一つの種があなたなのだと
傷つくのを恐れる心
そんな心では踊ることもできない
目覚めることを恐れる夢
そんな夢ではチャンスを掴めない
誰も受け入れようとしない人は
与える喜びを知ることはない
そして死に怯える魂は
生きることの意味を学べない
夜が耐えがたいほど孤独で
道がはるか遠くに感じるとき
幸運で強い者だけが
愛を手にできると思えるとき
思い出してほしい 凍てつく冬に
降り積もった雪の下では
ひとつの種がじっと待ちわびている
春の陽射しのもと バラとして咲く日を
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