日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

2020年7月のブログ記事

  • 『花のたくらみ』

    『花のたくらみ』 うつつ微睡(まどろ)みの中 咲く花は甘く麗し 寄せては帰す円の舞 出会いと別れはアダージョ ほのかにこころを震わす 慈しみ深さ 路傍に咲く花すら 栄華を極めたソロモンをも凌ぐ ちりばめし濃淡は 乱舞する蝶のいざないを良しとし 計画された巧妙は およそ陶酔するなりわい 孕みし果実の... 続きをみる

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  • 『不思議な夢を見た』

    『不思議な夢を見た』 朦朧とした夢とも幻ともつかぬ狭間で不思議な経験をした。 登場人物は、たぶん2人、そして3人? 老人は、 疲れ果て生きる力がないと嘆く 若者は、 夢が無いと嘆く 明日をも知れない恐怖が自分を壊してしまうと言う 老人は呟く 夢なんて妄想 有りもしない事を求める事自体虚しい事だ 若... 続きをみる

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  • 『大切なひとへ』

     『大切なひとへ』 あなたは、 ご自分の辛かったことは語らず どんな時にも涙もみせず  ただ笑顔でした あなたは、 何を支えに生きて来られたのでしょう わたしたちのために 自分を捨てることをいとも簡単に成し遂げた 夜、狭い部屋で 気づかれないように泣いていたあなたを 今でも覚えています 慰めること... 続きをみる

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  • 『解夏』

    『解夏』 柔らかな風が頬をよぎり 懐かしい想い出を 呼び醒まさしてくれる 見えないけれど 息遣いを感じる ここは 無垢な魂が駆け抜けた夢 喧騒から逃れ閉ざされた部屋 安易に生きることを嫌い 群れから離れ 心を虚しく過ごした日々 弱さを弱さと 受け入れる力が欲しかった そう願って暮した日々 時は す... 続きをみる

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  • 月齢

    日本では、月齢を素的な言葉になぞらえている。 こんな風流を知る国はほかに無いのではないだろうか。 月齢 1:朔(さく)/新月(しんげつ) 2:既朔(きさく) 3:三日月(みかづき) 7/8:上弦(じょうげん) 13:十三夜(じゅうさんや) 14:小望月(こもちづき)/幾望(きぼう) 15:望(ぼう... 続きをみる

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  • 今年「ムーミン75周年」

    今年、2020年は「ムーミン75周年」だそうです。 1945年に最初の小説『小さなトロールと大きな洪水』が発表されてから、四分の三世紀がたちました。 ムーミンはフィンランドの国民的作家であり、画家・芸術家であるトーベ・ヤンソンに よって、小説シリーズ、絵本、コミックスとして描かれ、世界中の人々から... 続きをみる

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  • 『ひきこもりの心』

    『ひきこもりの心』 長い間生きて来て 本当の自分を出すのが臆病になることがある こころの殻が硬くなって ただ悶々と考え込んでいた 人目を気にするためじゃなく 自分を貶めるかも知れない不安のせい 何度となく失くしてきたものは 口から出た言葉によるものだから 茫然と行き過ぎる人を 引き留めることも出来... 続きをみる

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  • 『おぼろげの月』

    『おぼろげの月』 月夜に咲くはおぼろの花 焼き尽くす情念を蒼くたたえ 穏やかに光を放つ 無邪気には愛せぬと ささくれた心が 儚い夢に胸を焦がしてゆく 君よ、降り注ぐ光となり 窓辺に来たりて愛を奏でたまえ はらはらと散る言の葉 至高の淡き時は そこはかと静寂をきそう 叶わぬものは 天帝の怒りのゆえに... 続きをみる

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  • 『異邦人』

    「異邦人」 紺碧の空は高く ハーバーから見る海は 果てしなく広い ここは西海岸 美しい海岸線に 温暖な気候と乾いた空気 行きかう人は 皆、あてもなく歩き 記念写真を撮っている 石畳の人波に 身を委ねて ゆらゆらとさ迷う リトルイタリーの 陽気でにぎやかな雰囲気 挽きたてのコーヒーの香り 流れくるリ... 続きをみる

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  • 『アンパンマンのマーチ』

    2013年10月に逝去された『アンパンマン』の作者として知られる漫画家 "やなせたかし"さんが残した名曲。 『アンパンマンのマーチ』の歌詞には、やなせたかしさんの人生哲学が詰まっている。 それも、難しい言葉ではなく誰にでもわかる言葉で 「小さな子供たちに口ずさむことが出来る」ように平易な言葉で綴ら... 続きをみる

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  • 『黄泉がえり』

    『黄泉がえり』 満天の空に 見守る君がいて 月に御霊(みたま)宿る 流れ星 一つふたつ 魂はいつかは知らず 地に舞い降り 根をおろし ひっそりと息づいていく 朽ちる肉体は 地に溶け 土となり 水となり 自然に帰(き)して 遍く僕らを生かし続ける 時を越え繰り返される 魂のルフラン 始まりも終わりも... 続きをみる

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  • 『Je suis Malade』 私は病気

    日本では、あまりなじみが無いかも知れないのですが、とても有名な女性音楽アーティストを紹介します。それは、Lara Fabian。 Lara Fabian(ララ・ファビアン)は、1970年ベルギー生まれで、ベルギー人の父とイタリア人の母を持つ。性格的にはイタリア人気質、情熱的なタイプだという。 オラ... 続きをみる

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  • 『鎮痛剤』

    マリー・ローランサンは、20世紀前半に活動したフランスの女性画家・彫刻家 詩人としても有名です。 パステルカラーの美しい女性達の絵画を思い出す。 彼女の詩に『鎮静剤』という有名な詩が有ります。 この詩の最後の言葉 『死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です』  なんと切ない言葉でしょうか・... 続きをみる

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  • 『満月』

    若い頃 ギラつく太陽が いたるところを焼き尽くし すべてを我がものにする そんな強さと情熱に憧れた 今は 蒼く輝き 虚空を飾る 母の眼差しに似た 穏やかな月明かりに憧れる 日の光は 即効の夢 月の光は 沁み込むほどの夢 齢を重ね うかつにも忘れてしまった 闇を照らす光 うっすらと道を諭す君 自己主... 続きをみる

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  • 『未完の器』

    『未完の器』 無性に優しい言葉が欲しくなることがある そんな言葉にすべてを賭けてみたくなることがある 寄るべない思いを癒やしてくれるなら 他には何もいらないと思ったりして・・・ そして慟哭し 心をズタズタにしていく 甘ったるい感傷だけが人生じゃないと思うから 時に熱い魂を掻き立てる言葉にも触れてみ... 続きをみる

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  • 『穏やかなメロディー』

    『穏やかなメロディー』 何も考えず 旋律に埋もれていたい 降り注ぐ音の雫は 優しく私を包み 溢れて 煩いや憂いを溶かしていく こんこんと湧きでる言葉の渦に 何を選び何を捨てるのかを問いながら 人知れず 道標のない旅を続ける                      なゆた

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  • 『霧がかかったように』

    理由もなくブルーな気分 胃袋に鉛をほおりこんだような不快 今日も外は雨 記憶が霞んで 不思議の国のアリスのように ウサギの巣穴を探している 今日は、音楽でも聴きながら 何も考えない一日にしようか                なゆた

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  • 『花咲く頃には』

    『花咲く頃には』 パステルカラーの絵具を 撒き散らしたように さまざまな色彩に包まれ 花壇の妖精たちは 朗らかに微笑んでいます 口元は自然と リズムを口ずさみ ささくれた心も  しおれた思いにも 暖かな光が差し込んで 生気がまた巡りくるのです               なゆた

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  • 『出せなかったラブレター』

    『出せなかったラブレター』 覚えていますか 胸が痛む出来事を 大切なあの日のことを ここには来れませんか あの笑顔は 夢だったのでしょうか あのままではだめですか あの楽しかった思い出は 幻だったのでしょうか 思い出してください 胸が痛む時 私がそこに居たことを 私のもとへは来れませんか あの深い... 続きをみる

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  • 『不死鳥』

    『不死鳥』 数百年に一度 不死鳥は自ら香木を積み重ね 火中に飛び込み 煉獄の火に焼かれる その灰の中から再び蘇り 再び鳥となって現れる                  こんな小さなモノも 「命を燃やして、がんばるぞ 負けるもんか」と まだ、ひ弱で真綿のような翼を広げている いのちとは、こんなに清... 続きをみる

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  • 『心優しい人』

    あなたは 心優しい人 お隣の不幸を 不憫だと泣き 困った人には 思いやりを忘れない 親身になって 裏切られ 傷ついて泣いて それでも人を信じていたいと言う あなたは 心清らかな人 真っすぐ前を見て 疑う事を知らず きれいな思いだけで生き 醜い言葉をいつも避けて通る ただ そんなあなたに 危うさを感... 続きをみる

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  • 『雨だれの音』

    東海地方は、6月、7月としては異例の降水量の雨になった。 風も台風並みの強さ。 油断してしまいました。。。 ちょっと心配になるのは、家庭菜園のこと。花壇のこと。 きっと、トマト・インゲン・キュウリの支柱が倒れているんだろうな・・・。と 気が気でない(笑) しかたないですね・・・また、復旧作業を考え... 続きをみる

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  • ダイヤモンド・プリンセス号に乗船していました(1)

    去年、実はダイヤモンド・プリンセス号に乗船していました。 タイトルだけだと、まさか今年のコロナ禍の時!!と驚かれる方が大勢いらっしゃる のではないでしょうか? つい最近まで、クルーズ船に乗って旅行したなんて、どんな顔して言えばいいのかと躊躇していました。 まだまだ新型コロナの流行の衰えが見えない中... 続きをみる

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