日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

ポエムのブログ記事

ポエム(ムラゴンブログ全体)
  • 『晩秋のこころ』

    『晩秋のこころ』 今夜の満月は レモンの雫が滴るように オフェリアの嘆きに似て 静かに朽ちていく 落ち葉が 計画されたかのように 降り積もり 春に芽生えたものが その役割を終える アンドレ・ギャニオン/めぐり逢い Andre Gagnon 'Comme au premier jour... 続きをみる

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  • 『きぼうのかけら』

    『きぼうのかけら』 むねをしめつける いてついて つめたいかべ さむさにふるえ みをかがめ とおりすぎるのを まっている 愛につつまれて-アンドレ・ギャニオン きぼうのかけら すこしもやして こごえたりょうて あたためよう みえないあした さがすより もらったもの かぞえよう はるは もうすぐそこ... 続きをみる

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  • 『パンジー』夢アルバム55

    『パンジー』 冬至の前の小春日に 寂しい庭に花を植えました 確か花言葉は 「思慮深い」「心の平和」 だったとおもう 花色は黄、白、紫 花屋の庭先に咲く花を 矢も楯もたまらず 買ってしまった 岩崎宏美 思秋期 1991 それは まるで青春時代の苦い思い出に似ている 哀しいほど 思いを募らせた人 そう... 続きをみる

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  • 『星になった物語』 流星群への憧憬

    『星になった物語』 プレアデス=昴 プレアデスの 七人の乙女たちよ 神のささやかな嫉妬から 鳩に化身せられ その運命に逆らえず やがては夜空の星と輝く Enya - Only Time (Official 4K Music Video) 七つ星は 天空の星となり 400光年の彼方より 我等を見つめ... 続きをみる

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  • 『秋の終わりに』春花壇の準備①

    『秋の終わりに』 あんなにも美しかった 花にも翳りが見えはじめ 時の移ろいに流されながら 冬の準備をはじめる 5月の花壇 春にはどんな花を咲かせるのか 旅立ちの準備をはじめる 誰かが言った 「花は誰かのために咲くのではなく  ただ、そこに棲み家をみつけ咲くだけのこと」 勝手気ままな人間のために 咲... 続きをみる

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  • 『学生街の喫茶店』

    『学生街の喫茶店』 胸をときめかせ 夢を追った日々 人生を語った友 愛を語った人 揺れ動いた青春 何が正しいのかも知らず 正義と公平に傾倒した時代 純粋に 愛と友情を語った日々 ガロ 「学生街の喫茶店」 今では 何でも飲み込める 度量のある人を演じている あの熱く語った 言葉も忘れ すべてを封印し... 続きをみる

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  • 『翼をください』夢アルバム54

    『翼をください』 取り乱すことは 簡単なこと はけ口さえあれば 手なずけられる 粗削りの心に しみ出すしずく 海はどうして出来たのか  わかった気がした ポケットに詰め込んだ夢 いくら眺めても、せんないこと 日記の文字を眺めても 明日は見えやしない やっぱり 自由に羽ばたく翼が欲しい 稲妻よりも速... 続きをみる

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  • 『柔らかなひかり』

    『柔らかなひかり』 柔らかな朝日が 窓辺をてらし かじかんだ心をほぐしていく ささくれた断片を 光の子らがつくろい スローモーションで 花弁が開いくように 明るい思いが ゆっくりと膨らんでくる 今日は外に出て ちょっと 遊んじゃおうかな・・・。 すみわたった空に 恋とか語ったりして        ... 続きをみる

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  • 『金のうんこ』

    『金のうんこ』 真っ白なキャンバスに 船を浮かべて 目的地は 海と空が交差するところ ・・・いい出足で言葉が浮かんでくる ※※※ こんな事を書いていると、 横からチャチャを入れるヤツがいる。 おい、 白いキャンバスに船を浮かべるのはいいとして、 船の下は海だろうに・・・。 なんで海、書かへんの? ... 続きをみる

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  • 『言葉には』夢アルバム53

    『言葉には』 時々、 こころが不安にかき乱されて 孤独なまま縮んでしまうことがある 乗り越える勇気が欲しい 【多重録音】ゴンチチ 放課後の音楽室【Classic Guitar Cover】 諭してくれた人 克服できぬものなど なにも無いと教えてくれた人 言葉には希望があり 言葉には癒しがある 見え... 続きをみる

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  • 『月齢』

    『月齢』 今夜の月は 糸のように細く 消えた夢を忘れないでと囁いている 夢みる時代は とうに過ぎたのに ささやかな希望を繋いで 過ぎていく時代に 取り残されて それでも希望を忘れないでいたい 真夏の夜の夢は もう忘れてしまった 輝いていた頃は とうに過ぎたはずなのに 心の残り火がせかせる あの頃は... 続きをみる

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  • 『道』夢アルバム52

    『道』 振り返ると いつも誰かがいて 勇気づけられて来た道 何もないところに 道が出来て ふるさとの彼方まで続いている ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 「遺作」 曲がりくねった道 途方に暮れた道 後悔に涙を流した道 友と希望にあふれ 恋をして 夢を膨らませた道 児をおんぶし 行先も決めず... 続きをみる

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  • 『答えはいりますか』

    『答えはいりますか』 はじまりは 一つ一つの ちいさな ちいさな点だった こつこつと 並べた点は まだ何が描かれるのか わからないでいた 点は集まって 夢をちりばめ 流れをつくり 線になり景色が生まれた 絡み合った線は やがて道になり その傍らには 花が咲き景色が広がる 詩と一緒に聴いて頂けるとう... 続きをみる

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  • 今月の句会18日

    前にもブログで書き込みましたが、月1度の句会が18日に迫ってきました。 あまり、いいアイデアがないまま、無為に時を過ごした気がします。 そこで、今回の俳句5句を考える。 例によって、また赤ペンでの添削で原型を留めぬ惨状となりそうで怖いです (-_-;) 季節は、もう晩秋でしょうか。 私のいい加減な... 続きをみる

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  • 『ダンゴ虫』夢アルバム51

    ダンゴ虫は 鳥に打ちのめされて 病葉(わくらば)に隠れる 心が縮んで丸くなって殻に囲まれ 誰にも心を許さない だけど少しの時間と 柔らかい陽差しを浴びると ゼンマイ仕掛けのようにまた動き出す 今日は、なぜか ダンゴ虫の気持ちがわかる                   なゆた The Rose 森... 続きをみる

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  • 『時の移ろい』

    『時の移ろい』 時の移ろいに 四季の変化があるように 色とりどりに変りゆく想い 色褪せぬものなど 有りはしないのに・・・ チューリップは 寒い冬の間 球根の中で花芽を育てる 少しの暖かさにふれた時 目覚め根を下ろしていく 寒さが無いと育たない花 そんな不思議に眼を細める そうだね、季節に磨かれて成... 続きをみる

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  • 「I've Never Been to Me」 愛はかげろうのように

    シャーリーンの「I've Never Been to Me」 愛はかげろうのように’  とても有名な曲です。 日本でも、椎名恵さんのカバー、邦題は「 LOVE IS ALL~愛を聴かせて~」 って題名も歌詞の内容もオリジナルからはかなりかけ離れてしまっていますが、 日本での日本語でのカバーはなぜか... 続きをみる

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  • 『感傷』

    『感傷』 秋の夜風に 波紋をひろげ 迷子のこころは 辿り着く場所を探しています 耳を澄ませば 語り継がれし 千年の想い 朧月夜よ 今宵いにしえ人の言葉にかえて 想いを伝えておくれ 柔らかな風がかすめ 待ち続けるから さよならは言わないからとつぶやく 『秋風の身に寒ければつれもなき人をぞ頼む暮るる夜... 続きをみる

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  • 『ダイヤモンド』

    『ダイヤモンド』 磨ぎあげた 美しい姿 ピュアな心 濁りのないクラリティー 心奪われ すべてを捨てても その狂気に逆らえず 酔いしれてしまう 虚構も曖昧さも 許さない 純粋であるがゆえの罪を 君は知らないでいる 余りにも美しく 気高いゆえに 傷つけてしまう事すら 知らないでいる 傷つき 傷つかせた... 続きをみる

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  • 『季節』その香り

    『季節』その香り 美しいゆえに儚く 儚なきがゆえに愛おしい 四季折々の移り変わり 時に華やかに 時に哀れに 時に茫漠とした風情を醸しだす そんな季節を 窓に飾ってサシェに浸りたい フローラルノートを 夜空にちりばめ その香りに埋もれたい                 なゆた           ... 続きをみる

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  • 『遠いあこがれ』夢アルバム㊿

    『遠いあこがれ』 遠い昔に 失ってしまったもの 想い出は 突然訪れ人の心を弄ぶのです 空しい情熱と苦悩 あの雲のかなたには 誓い合った 二人の記念碑が見える 雨の日には 心の奥でざわめく傷が わたしを責めさいなむのです あなたの温もりも あなたの優しさも 忘れたはずの 忘れようとしたはずの 苦い別... 続きをみる

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  • 『天国と地獄』

    『天国と地獄』 悪い事をすると 地獄に落ちると教えられ 良い事をすると 天国に迎えられると教えられた わたしの天国とは どんなところ わたしにとっての地獄とは どんなところなんだろう 考えてみると 魚の天国は水の中 水が苦手の私には 水の中はまさに地獄 鳥の天国は、きっと空なんだろう 鳥のように空... 続きをみる

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  • 『やさしさよ風になれ』

    『やさしさよ風になれ』 やさしさよ 風にのり 地中の種を芽吹かせ 厚い壁を突き抜けよ 秋に生まれ 春の香りを夢見て 躍動の時を 待ち焦がれる しずかな日差し やさしい流れを 季節にのせて 吹き渡れ 風は 峰々を越え 谷を吹き抜け 野にいでよ 夢となり 希望となり その息吹を 体現せよ 新しい年の ... 続きをみる

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  • 『ある秋の日』

    『ある秋の日』 周囲の空気が体温を奪い 何とも鬱陶しい気分になる こんな時は 少し温めの温泉がいい しっかりと 肩までつかって 大きく息を吐く 身体から 余計なものが抜け出して すべてが元通りになっていく 考えるだけで 出来ないと決めつけたこと 何もしないで 時だけが過ぎていったこと ああでもない... 続きをみる

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  • 『花の哀れ』

    『花の哀れ』 散りゆく花びらは 風に舞い だれかとの別れを 惜しむよに はらりと舞い 地に落ち 散る仕草も 愛しい 川面に映る 花びらも 変わりゆく ときの流れにのり 新しい季節に向け 旅に出る また帰っておいで この地へ 清らかな花を また咲かせるために                     ... 続きをみる

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  • 『秋の憂鬱』

    『秋の憂鬱』 見果てぬ夢と 果たせぬ憧れにゆれている かすかな影は ほの暗い光のなせること 霞みかかる 闇の深さに立ち止まり 行先を失った 迷子の心はひとりぼっち わずかな光を求めて カーテンを開けると 外はもう朝 迷っていたものは ただのまぼろし 静寂の中 営みははじまっている 心の闇は どこか... 続きをみる

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  • 『中途半端』

    『中途半端』 私に残された時間は 後どれぐらいなんだろう 猶予された時間は そんなに多くないことは判っている やり残した事ばかりで 理由を付けて後回しにしている 言い訳は 牛のよだれのように いくらでも出てくる 言い訳で周りの人は 納得してくれるかも知れない ただ じっと見つめている 自分自身に問... 続きをみる

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  • 『生きるということ』

    『生きるということ』 この時期 小さな花の種を蒔きました どんどんと寒さが増して もう少ししたら霜が降る頃に 命の芽生えは 季節とわずかな水と光が必要で 運が悪い種は発芽することもなく 命を終わらせ 恵まれた種たちは 地にゆっくりと根を下ろして どうなる事かわからないまま 希望の芽を育むのです 種... 続きをみる

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  • 『残像』夢アルバム㊾

    『残像』 細い指で 砂丘に書いた約束 しるした言葉 あの時の 君の笑顔を 今も覚えている あの時の 空の青さを 今も忘れない 突然に風が吹いて しるした言葉をすべて ご破算にしていった 言葉を 拾い上げもせず 過ぎ去っていった日々 青春は残酷なもの ああ あの砂丘にまた行ってみたい        ... 続きをみる

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  • 『空虚な灯り』

    『空虚な灯り』 憂鬱な モノクロームに 焼き尽くす情念 退屈な世界に 別れを告げてみたけれど 孤独だけがリアル 混ざり合い 流れ出す刹那に 網膜を焦がす 愛欲の唄 静寂の月 深紅に染まるセレナーデ それこそが現実 震える心が 季節を巡り 空虚を灯すころ 優しく 吐息が眠りにつくまで 余韻に甘えさせ... 続きをみる

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  • 『秋のかぜ』夢アルバム㊽

    『秋のかぜ』 隠された恋に 酔いしれていたい 心を踊らせて 身動きも出来なくなるほどに 慣れない言葉は 上手に届きますか 心にしまった言葉は わがままだと思いますか 胸元をはう予感は きのう見た夢 赤く燃える蝶が飛ぶの この街には 色んな想い出があるの もし叶うのなら一緒に歩きたかった 秘めた胸の... 続きをみる

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  • 『天の采配』

    『天の采配』 天の采配に 花びらを散らし 瞬く間に時は過ぎゆく 歳月は 澱むことなき流れに いたずらに過ぎ 雨に曇った山々は 時代に抗うことなく 景色だけを変えてゆく 命の繰り返しが すべてのものを押し流し 何もなかったかのように振る舞い 翳りゆく命には 近くに有るものが見えず 手を伸ばせば遠のい... 続きをみる

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  • 『ただ花は咲く』

    『ただ花は咲く』 花の種は 人知れず 地に落ち 花を咲かせる ただ 生きて 花を散らし 実を結ぶ ただ それだけの事 季節を越え 秋は趣をあらわし もう少しで 木枯らしの頃となる 一陣の風が 花弁を揺らせ 落ちてさえ 彩りを失わぬモノたち 命の限りを尽くして 朽ち果てるモノの 何と美しいことか 瞬... 続きをみる

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  • 『名優』

    『名優』 瞳を閉じると 見えないものが霞んだ世界が つまびらかに見えてくる 人は 網膜に映る虚像を 真実といい 心に映し出された実像を 偽りと呼んだりする 真実なんて すべてを放棄した者の言い訳 偽りなんて ちっぽけな物差しでしか 測ることの出来ない心の距離 虚像とは 人が創り出した もっとも優れ... 続きをみる

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  • 朝ドラ「エール」を見て思う事。  長崎の鐘

    戦後篇に入ったNHKの朝ドラ「エール」。「とんがり帽子」に続いて登場した古関メロディーは、「長崎の鐘」でした。言わずと知れた、1949年のヒット曲です。ただし史実では、原作者とまったく会うことなく作曲されました。   「これは、単に長崎だけではなく、この戦災の受難者全体に通じる歌だ」 流行歌「長崎... 続きをみる

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  • 『独白』夢アルバム㊼

    『独白』 不安で 自信がなくて 一歩も進めなくて うずくまっていた 茫然と遠くを見ていたことも 背中で泣いたことも有った 辛くて 淋しくて すがるものが欲しくて わざと陽気に振る舞って 道化師の気持ちがわかった 雑踏が孤独の棲家だって わかったことも有った 苦虫を噛み潰したような顔をして 肩肘張っ... 続きをみる

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  • 『ひとりごち』

    『ひとりごち』 ひ弱な魂は 友を欲しがります けれど 何気ない言葉にいつも傷つくのです 闇をさ迷い 傷ついた心は病んで 交わることが傷を深くすることを 嫌と言うほど経験したから 信じる事に臆病な魂は 寄りどころさえ見失ない 懐疑心で自らを閉ざし 光さえ発せぬ闇を愛するのです 光の子として生まれ あ... 続きをみる

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  • 『言葉の力』

    『言葉の力』 心に一滴の雫が落ち 波紋を広げていく いつもならば 軽く流せる言葉が 我慢出来ない時がある 雫が心の表面で増幅され 大人げないと判っていても 許せない時がある 同じ言葉でも 人を和ませたり 不愉快にしたりする それで仲たがいをさせたりもする 思いが届かず 心に投影される影が 私を苦し... 続きをみる

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  • 『逃避行』夢アルバム㊻

    『逃避行』 底冷えのする朝 京都に居た どうして ここを選んだのか  ぼんやりと思いながら ただ 現実から逃れたかった きっとどこでも良かったんだと思う 人影もなく シーズンを過ぎた観光地は  心を閉ざすに都合がよかった 大覚寺を越えて  ひなびた北嵯峨野の 寺院にたどり着く 人生の終着点に着いた... 続きをみる

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  • 『探し続けるもの』

    『探し続けるもの』 今宵の月は 我をさいなみ 夢みる時はとうに過ぎても 私はまだ彷徨っている  真夏の夜の夢 儚く消えた運命 過ぎ行く時代にも 希望を忘れないでいたい 勇気にあふれ 輝いていた頃 心躍らせ 希望があふれ囁いた頃 あの頃を もう一度 取り戻す為に 何かを探し続けている        ... 続きをみる

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  • 『大切にしたいもの』

    『大切にしたいもの』 若い頃 胸をときめかせ 夢を追った日々はもはや遠く 人生を語った友も 愛を語った人達も すべてが思い出に変わった 運命に翻弄され 揺れ動いた青春時代 がむしゃらに 正義と公平に傾倒した時代 純粋に 愛と友情を語った日々 すべてが 過去のものとなった いつの間にか 物わかりのい... 続きをみる

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  • 『心の秋』

    『心の秋』 雲の彼方で 透きとおる風を切って 感傷的な季節が見え隠れする 川のせせらぎ 鳥のさえずり 森の香り 木々の色づき 月はおぼろ みんな秋の訪れを待ち焦がれていたかのように・・・。 さくら貝の歌(昭和24年)鮫島有美子 Cover すぐそこに待つ 色彩世界の訪れを感じ そよ吹く風が心地いい... 続きをみる

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  • 『続けること』

    『続けること』 愛し続けることは 難しい 夢や希望を描き続けることも 簡単ではない 自分らしく居続けることは さらに難しい 色んなことに 立ち向かい続けることも 穏やかで あり続けることも 寛容で あり続けることも 信じ続けることも 容易ではない ただ、こんなに中途半端でも 出来ることがある こん... 続きをみる

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  • 『秋の夕暮れ』

    『秋の夕暮れ』 薄暮の丘 淡い陽に包まれるだけで 意味もなく涙がこぼれる にじんだ街並みには 深い溜め息と 哀調を帯びた旋律を 運んでくる ひまわり(ピアノ): Loss of Love - Sunflower (Mancini) (Piano) この清涼な風が 中途半端に 心の行先を迷わせ 物憂... 続きをみる

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  • ワーズワース 『Intimations of Immortality』不死の暗示

    『Intimations of Immortality』不死の暗示 「セレナード」 シューベルト 幼年時代を追想して不死を知る頌(しょう) 我らの誕生はただ眠りと前生の忘却とに過ぎず。 我らとともに昇りし魂、生命の星は、 かつて何処かに沈みて、 遙より来れリ。 過ぎ去りし昔を忘れしにはあらず、 ま... 続きをみる

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  • 翻訳の難しさ

    ヴェルレーヌの「秋の歌(落葉)(Chanson d'automne)」は1866年に出版されたヴェルレーヌの処女詩集『サチュルニアン詩集(Poèmes saturniens)』に所収された作品でヴェルレーヌが20歳の時に書いた詩です。 この詩は日本では、上田敏の翻訳詩集『海潮音』(1905)に所収... 続きをみる

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  • 『多様性』

    『多様性』Diversity 人生の半ばを過ぎた人達 平平凡凡と暮らす人 困難を克服した人 病に苦しむ人 今も苦しみの海をさ迷う人 人生に物足りなさを感じる人 何かをしたいともがく人 趣味に生きる人 動物を家族とする人 論争を好む人 知識をひけらかす人 噂する人 諦める人 恋に憧れる人 恋に破れた... 続きをみる

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  • 『輪廻』

    『輪廻』         蒼天の丸き円蓋 地上は珠玉の泡沫 月に磨かれ 瑠璃色は清く眩しく 天壌は果てしなく広い 時代は悠然と 青雲の如く流れ ひと時も止むことがない 一瞬の輝きにも 大地はかたちを留めず 永遠の流転に抗うすべすらない 生命の序章 誕生は魂の律動 人生は 巡り会いと離別 歓喜と悲哀... 続きをみる

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  • 『猛暑の断片』真夏の残照

    『猛暑の断片』 ギラつく太陽に すべてが死んだ者の顔になる アスファルトを捻じ曲げ メラメラと牙を研ぐ狂気さえも スナークの餌食 なにもかも陽炎と熱に還元され 過去や未来をも封じ込める 逃れられぬ罠に 噴出す汗だけがしばしの恩寵 今は身をかがめ 奴らの欲望のままに振る舞わせよう 獣が過ぎ越す頃を待... 続きをみる

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  • 『透き通る季節』

    『透き通る季節』 目を閉じ 心を開いてごらん 穏やかな季節が そこまで来ていることが 君にも判るだろう 耳を澄ましてごらん 人知れず散るもののささやきが 君にも聴こえるだろう   たった少しの短い命   恋しい人に逢いたくて   精一杯に咲きました   明日には散ってしまうから   残らず散ってし... 続きをみる

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  • 『天上に咲く花』

    『天上に咲く花』 生まれながらに 地中に命を紡ぐもの それは約束された 運命なのかも知れない まだ一度として 降り注ぐ陽の光を 見たことがない 何の因果で 冷たい地中に 命を授かったのか 深い翳りの中に 住まう事を 良しとしない心は 天に向かって手を伸ばし始めるのです 精一杯の 運命に対する反逆 ... 続きをみる

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  • 『こよなく愛する者へ』

    『こよなく愛する者へ』 瞳には何のこだわりもない こころの赴くまま 自由気ままに 不機嫌な時は 周りのみんなを困らせて それでいて憎めない存在 ある時は 周りに 希望や勇気 そして 愛を作り出す天才的な仕草 だけどね 君はまだ一人では何も出来ない これから遭遇するであろう 愛や困難や生きる荒波を ... 続きをみる

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  • 『スタートライン』

    『スタートライン』 人生の成功者ってどんな人なんだろう 負け組 勝ち組 こんな失礼なレッテルを貼ったのは誰だ 内向的で刺激に敏感 無意識に強い刺激を避け コミュニケーションが得意ではなく 積極性や協調性がない 嗚呼、中学校の通知表みたい こんなことを何度となく言われると 自分って負け組だろうなと思... 続きをみる

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  • 『秋麗』

    『秋麗』 目を閉じて、こころを澄ましている あの情熱的な夏が過ぎて 物思いの耽る季節がやってきた   風にそよぐ    木々の語らい   舞い散る落ち葉   頭を垂れた稲穂   人影のない静けさ   野山の色づく風景    枯れることを 哀しいと思ったのは いつかの幻想 今は穏やかに こころの隙間... 続きをみる

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  • 『誕生』

    『誕生』 忘却を通り抜け かの地より来たりて 今生の庭に花咲かす 産声と歓喜に生まれ 希望の星を宿す 柔らかき天使よ 混沌とした記憶 深き眠りに 母との繋がりを求む その微笑みは 我に勇気と躍動を与え 愛を知らしめ永遠の真理を説く ひ弱な命 非力なれどなお やがて飛び立つ日を夢みん        ... 続きをみる

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  • 『秋の雨』夢アルバム㊻

    『秋の雨』 言葉では 伝えられぬことがある 心の内を現わせぬもどかしさ 曖昧な言葉よりも ふたりの約束よりも 今は手の温もりがうれしい あなたはこんな雨の中 どんな夢を追いかけて 走り続けているんだろう すりガラスに映る あなたの姿が ゆっくりと流れ落ちる 嗚呼こんな日には あなたの美しい流れに ... 続きをみる

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  • 『ちさき者』

    『ちさき者』 満天の星座 人々が営々と 築きあげし寓話 寄り添い慈しみあう 弱々しいヒューマニズムは 微塵に散ってしまった ドラマは 幾つもの命の黄泉がえり 繰り返しの試練を与え 輪廻の尽きるまで続くのか アンタレスの紅き巨星よ ロマンを永久(とわ)に託し 英雄を幽閉した神々よ このちさき者に 時... 続きをみる

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  • 『メランコリー』

    『メランコリー』 夏が過ぎ 爽やかな風と やってくるメランコリー こころにすきま風 ぽっかり開いた空虚 喧噪の後の静けさ 冷たい雨が すべてを思い出にかえて 流れ落ちていく 大切なものが 小さな約束が 落ち葉に埋もれて 失いたくない心が扉を閉ざす 無くしたものなど 何もないのに もらったものばかり... 続きをみる

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  • 『メロディー』夢アルバム㊺

    『メロディー』 時に彩られ はざまに揺れる恋 胸を刺す記憶は この日の暗示 大空を舞う翼が 目指すものは 風になり雲を貫き 星に恋慕う 叶わぬまま 届かぬままに それでもなお 捨て難く 心を魅了して 止まぬ余韻 それは 君と云うメロディー 響きあう魂の 求めるままに 希望の星よ こぼれる笑みを与え... 続きをみる

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  • 『ゆがみ』夢アルバム㊹

    『ゆがみ』 人の心は 見えないもの 自分の心は もっと見えないもの 私はいい人 私は優しい人 誰かにいつも答を求めている ほんとは自分が知っている 得体に知れない心の内の 自分のずる賢さ 誰かのせいにして生きている癖 何でも白黒決めたくなる悪い癖 色眼鏡で見る癖 こうしないと 生きて来れなかったの... 続きをみる

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  • 『素直になれなくて』夢アルバム㊸

    『素直になれなくて』 喧噪を逃れた 独りぼっちの部屋は お気に入りの曲が 誰に聴かせるでもなく流れている Honesty【訳詞付】- Billy Joel 閉ざされた部屋で 淋しくなんか無いと 大見得を切った筈が 隙間風がやけに冷たい 音を消したテレビだけが友達 安易な人生を嫌い 自分らしく生きた... 続きをみる

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  • 『幸せの方程式』夢アルバム㊷

    『幸せの方程式』 幸せになりたくて なりたくて 無垢なこころを さらけだせたなら きっと叶うのに 今日が悲しくて 明日が辛くても 叶うと教えてくれたのに 手なずけられた 自尊心が 邪魔をする 一歩踏み出せば 頼りない一歩でも 見えない明日が叶うのに その一歩を 踏み出す勇気が 今のわたしにはその勇... 続きをみる

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  • "やなせたかし"「アンパンマンの日」

    1988年 10 月 3 日に「それいけ!アンパンマン」の放送が開始されたことを記念して、10 月 3日を「アンパンマンの日」とされました。 今日は、記念日なので過去に書いたブログをアレンジしてUPします。 じっくりと、『アンパンマンのマーチ』の歌詞の意味を深堀するのも良い事のように 思います。 ... 続きをみる

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  • 『十六夜の月』

    『十六夜(いざよい)の月』 いざよいは ためらい月 少し遅れてあゆむ 君のよう 少しずつ翳りゆく 恋の切なさ 何気ない仕草にも 別れの予感 言葉よりも 確かなものが有るなら もう一度強く抱きしめて 疑うことを忘れたい 笑顔の蔭に隠した 別れの言葉 移り行く人の心を 留めることかなわず ただ おぼろ... 続きをみる

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  • 『静寂』

    『静寂』 夜の静寂に ひ弱な心が目を覚まします 日常の会話の 何気なくかけられた言葉を 反芻する時 気配りのない 思いやりのない言葉 それが心に波紋を広げていく 聞き返す事もしないで 過ごした時間がただ虚しい 考えれば考えるほど 深みにはまっていく心 物わかりよく自分を切り捨てて 笑顔で繕ってもわ... 続きをみる

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  • 『月への憧れ』

    『月への憧れ』 今宵  仲秋の月 蒼みに輝き 慕い焦がれしを悟る 月明かり 秋のさやけく 清く怪しく 天授におののく 心乱れ 一途に咲くは 天上の大の月 こぼれる光に永遠(とわ)をしたため                    なゆた

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  • 『ツァラトゥストラかく語りき』と言うけれど

    『ツァラトゥストラかく語りき』と言うけれど 修行を積んだ ツァラトゥストラが人々に叫ぶんだ  人生とは、  超人と末人の2端をもつ綱に等しい  その綱の上を  まるでかるわざ師のように歩く  前に進むも危うく  少しのためらいで奈落に落ちる  立ち竦むのは更に危うい  何もしないでいることはなお辛... 続きをみる

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  • 『かぐや姫』

    3日振りのブログUPになります。 この三日間、花壇に芝を定植(3月に半分300枚済)していました。結構な肉体労働で 定植する通路を耕して、ゴロ石を取り地面を平らにし、その上に芝を置いて そのあと土を目地に入れ上から鎮圧。その後、水をたっぷり散水しおしまい。 この三日間で200枚の芝を定植完了。疲れ... 続きをみる

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  • 『冷たい雨』

    『冷たい雨』 秋雨に 今日は冷たく 想い叶わず 淡くはかなく 面影は 風に揺られて 苦しく 溜め息一つ 月のかけら 空に飾り 研ぎ澄まされて 触れたい心 秋の日に 木々は染められ はかなく散り逝く 色鮮やかに強く                      なゆた 女優の竹内結子さんの訃報がニュース... 続きをみる

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  • 『うそ』

    『うそ』 どうかしたって聞かれる どうもしないと答える ごはんは食べないのって聞かれる さっき少し食べたからと答える 眠れないのって聞かれる 目が覚めただけと答える なぜか涙が流れた きっと花粉症のせいだ きっと季節のせいだと じぶんに言い聞かせる たいせつな人に 心配かけたくないから きょうも何... 続きをみる

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  • 『憂愁』

    『憂愁』 落ち葉の降り積もる こころの季節がやってくる 情熱的な 太陽の光が影を潜めて 体感で秋を感じ 肌寒さに人恋しくなる 物思いの季節 失くしてしまったものを 一つづく探すとき 言葉で表わせぬもどかしさ 夢を追いかけた青春 優しい時代を置き去りに 眩しく希望に満ちた頃 思いを抱いて 闇をさまよ... 続きをみる

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  • 『ラプソディー』

    『ラプソディー』 秋の日は 物憂げなラプソディー 地を這うように流れ 何処よりか我をいざなう 喧騒止まぬ 夏の彼方に 空ろな趣きを醸す 紅葉のとき 一陣の風に 葉を震わせ 落ちてさえ 彩りを失わぬもの 命を尽くして 命をつなぎ 朽ちるものの 何と美しいことか 瞬く間に 翳り 変わりゆく景色 うら悲... 続きをみる

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  • 『命の神秘』

    『命の神秘』 春に芽生えた 命の断片を摘み まだ独り立ち出来ぬ 命を摘む 試練を与え 命を目覚めさせる 暗く湿った部屋で 光のない部屋で 命に目覚める時を待つ 干からびた枝には 生気が無く ただ命の消えていくのを 数え待つように見える 潜在的な 命の強さは すべてを捨てて 見えないところで 根を育... 続きをみる

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  • 『新しい翼』夢アルバム㊶

    『新しい翼』 安易な人生を送りたいなら 冒険しないがいい 人付き合いが嫌なら 竹林に住めばいい 弱いものは群れ 自らの弱さに埋没していく それが安全だと錯覚して 弱さの故に 蟻や鰯は群れをなすのは身を守る方便 器の中で同じ価値を共有しながら 物ごころつくまで庇護を受け 新しい発想が出来ず 価値観の... 続きをみる

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  • 「完璧な女のプライド」

    1000年も前に綴られた「源氏物語」には、男女の愛憎劇が記されている。 1000年経っても、変わらないものとは・・・。 人間の本質は、年月を越えて変わらない、懲りないんですね~ 「完璧な女のプライド」 六条御息所と呼ばれる女性は、もともと東宮(将来の天皇)のお妃でしたが、東宮に先立たれ未亡人となり... 続きをみる

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  • 『希望の頃』夢アルバム㊵

    『希望の頃』 誰にも有る心の季節 胸をしめつけ 凍てついた 不愉快で冷たい壁 淋しさに 我身をかがめ 通り過ぎるのを ひたすら待っている 希望のかけら 少しだけ燃やして 夢を両手で 温めよう 身の上の心配や 先の見えないことを 探し回るより 貰ったもの数えてみよう 長い 暗闇を抜けて 朝焼けに 身... 続きをみる

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  • 『幸せの呪文』この世界は傷だらけでいて、とても美しい。

    『幸せの呪文』 こころが 鉛のように重たい 少しの波紋に ジタバタしたり 少しの風にも ユラユラゆれる 何でもないのに 涙が出たり 自信が無くて 浮き草のようなこころ ちょっとしたことで 眉間に皺を寄せる癖 不機嫌を装う への字にまげた唇 あぁ いつの頃から こんなになってしまったんだろう こころ... 続きをみる

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  • 『朝の挨拶』

    『朝の挨拶』 肩の力を抜いて 胸の奥から深呼吸してみる こころに残ったわだかまりを 一気に吐き出す 爽やかな秋の空気を この身に映して どんな景色が描けるのだろう 見えないものが見えてくる気がして 窮屈な檻が少しずつ溶け出していく 手足をのばして 季節を抱きしめてみる 気持ちに沁みついた汚れ物を ... 続きをみる

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  • 『ささやかな想い』

    『ささやかな想い』 届かぬとも 叶えられずとも 想いの丈を声に出していたい 偽りの無い想いを 声に出していたい 翼を広げた天使が 言霊を拾い上げて 届けてくれるかも知れない 縁と言う糸が 繋がっている限り 絡まった糸が解かれ ピンと張り 想いが一つになるのだと 信じていたい 張り詰めた糸を 指で弾... 続きをみる

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  • 『秋雨』

    『秋雨』 遠近に 緑なす山々 雲が垂れ込め 予告なく雨が降りだす 帰りを急ぐ足音は 雨音にかき消され ゆっくりと ゆっくりと地を潤していく 鉛色(にびいろ)の空は コンクリートの壁 無言で無表情 雨粒の波紋が 乾ききった 大地に命を育む 秋雨の音なき音に はかなきは カゲロウの屍 想い秋雨 山の端... 続きをみる

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  • 『導入剤』夢アルバム㊴

    『導入剤』 眠れぬ夜は ぽつりぽつりと 雨だれの声 儚い夢を旅し 酔えぬ酒に おもたいものが残る 夜が明けて あがれば 消えてしまう君に 失くしてしまった 取り留めない話を 聞いて欲しい 耳を澄まして 繰り返しのことばを 飲み込みながら 心地よい ことばの波紋に 落ちていく 僕なら いつも ここに... 続きをみる

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  • 『落ち葉』

    『落ち葉』 セピア色の 落ち葉の夕暮れ 遠い思い出が 心を埋めつくす とぼとぼと か細い心が行き着く先は 望みを託した 翳りゆく人の温もり 夏の出来事 夢まぼろし 交錯する思いに 忘却の二文字が 落ち葉に埋もれていく もの思いの季節 こころのどこかに そっと仕舞っておいたものが 静かに眼を覚まして... 続きをみる

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  • 『脳その不思議』

    『脳その不思議』戯れ言 この頭蓋骨に守られた タンパク質の塊 1000億の脳細胞 体内にある 小宇宙(コスモ) 40憶年の記憶をつづる ぽっかり開いた穴の 深い井戸の底に潜む 禍々しき原初の本能 生きるにひたむきな心には 善や悪の概念はなく 命を長らえさせる行為 そのものこそ善であり 命を脅かすも... 続きをみる

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  • 『人生の贈り物』夢アルバム㊳

    『人生の贈り物』 今日も一日が終わる なんの変哲もない 時間だけが過ぎていく 振り返らないと決めた日から 穏やかな日を望んだ ドラマのような 波乱万丈はもう要らない 隙間風が古傷を思い出させるから 満月が翳りを増して だんだんに細くやつれていく そして存在感を少しずつ 忘れていける日々でいい 誰に... 続きをみる

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  • 『長い道のり』夢アルバム㊲

    『長い道のり』 山道にさしかかり 先の見えない道だけがつづく 登れそうもないと 弱音をはいてしまう 頂上が見えると がんばろうとおもう 目に見えることで 心がなえたり 勇気をもらったりする こころは不思議 にがい経験の数だけ 苦しんだり 悩んだり 嬉しい経験の数だけ 癒されたり 喜んだり どうした... 続きをみる

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  • 『朧月夜』夢アルバム㊱

    『朧月夜』 焼き尽す情熱は 胸を焦がし 降り注ぐ光となり はらはらと言の葉は 至高の淡き時を 煌めいて静寂をきそう 朧月夜に 今宵だけはと許しを乞い 道に迷い命を燃やす 煉獄の炎が 倫(みち)にうながされ 穏やかに冷めて ささくれた心が 無邪気には愛せぬと呟き 悔いいる心は 仮そめの恋にあらずと囁... 続きをみる

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  • 『曼珠沙華』

    『曼珠沙華』 一群燃ゆる曼珠沙華 艶やかなれど慎ましく 燃ゆる思いを胸に秘め 誰か待つ身のもどかしさ 妖艶なるかな曼珠沙華 赤き血潮を胸に秘め 溢るる思い振り捨てて きょうも媚び売る切なさよ 哀しい定めの曼珠沙華 くれない寂し涙雨 尽きせぬ思い密やかに 葉を待つ我が身のやる瀬なさ 愛しからずや曼珠... 続きをみる

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  • 『宛名の無い手紙』夢アルバム㉟

    『宛名の無い手紙』 届くはずもない 言葉に埋もれながら 綴る虚しさ 願う気持ちに 嘘を付けず 文字を刻んでいる 夏が過ぎ 叶わぬと言い聞かせた そんな秋がまたやってくる                   なゆた 柿の実色した水曜日 ふきのとう

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  • 『生きるって』夢アルバム㉞

    『生きるって』 今度 生まれてくるなら 思い通りに生きてみたい 次に 生まれてくるなら 女で生まれたい いや 生まれたくない 楽しいことなんか何もないから 生きるってなんだろう この世に生まれてきた事に 意味なんかなかった 自分の使命なんて 難しいことを言い出すから 淋しくなる ただ生きただけでい... 続きをみる

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  • 『実を結ぶ為』詩アルバム㉝

    『実を結ぶ為』 花は風に舞い どことも知れぬ地に 棲み家を選ぶ 肥沃な地 痩せた地 そんな事に頓着しない ただ、 偶然に地に落ち 花を咲かせる ただ、 精一杯 花を咲かせる ただ、 命を削り 命を燃やす そして限られた時間が 容赦なく万物を覆い すべてを過去のものにしてしまう 命の連鎖が暗示すもの... 続きをみる

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  • 『幸福のモチーフ』夢アルバム㉜

    『幸福のモチーフ』 満月のように どこも欠けるところのない 完全な幸せなど在りはしない 満月すら 時の流れに逆らえず 満ち欠けするものを内包している 存在の根本は 影と光とのコントラストであり そこにこそ本質がある 罪深く無くば 正義のなんと薄弱な事か 憎しみの表裏に 愛が見え隠れもする これこそ... 続きをみる

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  • 『どうして?』夢アルバム㉛

    『どうして?』 小さかった頃 太陽も月もどうして東から登り西に沈むのか 夜空の星はどうして光るのか 風は見えないのにどうして木の葉をゆらすのか 不思議でしかたなかった どうして、どうしてと親を困らせていた いつの頃からか聞かなくなった 聞いても答えがないことだから つまらないことだから ものわかり... 続きをみる

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  • 『秋の夕暮れ』

    『秋の夕暮れ』 秋の陽は つるべ落とし 仄暗い 人恋しい夕暮れ とぼとぼと迷子の心は また見覚えある路を選らんでいる 遠い記憶の彼方に 見え隠れする懐かしい景色 眠りと忘却の果てに 微笑とかぐわしい調べがよみがえり いつしかまたまみえ 悠久の流れの中で伴に過ごすことを夢見る 魂は唯一の意識として ... 続きをみる

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  • 『錯覚』都合のいい真実

    『錯覚』 人は、 何を真実と言い 何を偽りと言うのか 世の中、 自分の目で見たモノ以外信じないと言う人がいる 目で見たモノが全て正しいのか? 長い歴史の中で人の目は 都合のいいようにモノを見る癖が備わった 目で見るモノがすべての真実だったとしたら どんなに簡単な世界だろう 耳で聞いた事がすべての真... 続きをみる

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  • 『白と黒』善悪の彼岸

    『白と黒』 人はすぐに白黒つけたがる 真っ白は、善人だったり 真っ黒は、悪人だったりする それじゃ 善人(白)って どんな色を合わせれば出来るの 光の三原色は 赤と緑と青 合わせると白になる 光は明るさの足し算で出来ている なるほど それじゃ 悪人(黒)は どんな色を合わせれば出来るの 絵の具の三... 続きをみる

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  • 『勇気をもらった言葉』川村カオリさんの場合

    ラビンドラナート・タゴール『果物採集』より  石川拓治訳をもう10年も前に読んだことを思い出した。 そのきっかけは、当時ミュージシャン、女優、モデル、DJ、デザイナーなど多方面で活躍しながら、乳がんの再発・転移により2009年に38歳という若さでこの世を去った川村カオリさんのブログだった。 幸いに... 続きをみる

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  • 『移り行く季節』

    『移り行く季節』 透明に生まれて  誰かを傷つけ 誰かに傷つけられ 透き通ることを失う 青に染められ 誰かに出逢い 誰かに彩られ その色に染まる 光が与えられ 周りを照らし 濃淡のない 薄っぺらな絵を描き 翳りに憩いを知り 周りを覆い 善も悪も 全てをないまぜにしていく 命は 移り往く  季節のよ... 続きをみる

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  • 『きれいにリセット』

    『きれいにリセット』 滝のように吹き出し流れる汗 太陽の暴力に勝てる唯一の抗い シャワーを 頭のてっぺんからつま先まで 洪水のように流す 生臭い獣の体臭 腐った細胞 色んなものが流されて 細胞が瑞々しく蘇る 要らないもの 汚いもの 鼻をつく臭い 全部をなかったことにする 唯一 腐ったはらわたの 鼻... 続きをみる

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  • 『埋めきれない傷』夢アルバム㉚

    『埋めきれない傷』 飛び上がるほどの しあわせならば どうぞおひとりで 天上まで行くがいい 涙がかれても 悲しみが消えないなら ひとしずくを この胸で受けとめよう 傷が痛むなら この傷口にあわせて おなじ痛みに 浸りましょう こころに 刺さるトゲならば この温もりで とかしてあげる それでも それ... 続きをみる

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  • 夏花壇(8)&『あるがままに』

    来週には、もう9月。朝夕は、秋の足音が聞こえてきます。 今年の夏は、7月の長雨、8月の猛暑しかも雨がほとんど降らない日が続いた。 花にとっては、結構厳しい夏だった気がする。 花壇を管理・維持する側からみると6月24日の移植からの65日間には色々な事が有りました。 ☆7月の長雨による花苗の病気対策 ... 続きをみる

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