日々のつれづれ

詩や日々の出来事を心の趣くがままにUPしています。

日々のつれづれの新着ブログ記事

  • 『浅い眠り』夢アルバム㉖

    『浅い眠り』 迷子の心が 浅い眠りの中で 君を抱きしめている 取り留めない心が 逢いたいと願うほど 届かないものにする 臆病な心が 胸を押し潰す 願いの邪魔をする 望むなら 心を空にばらまいて 星に飾る 願うなら 夜ごと心は 空を越えていく やり直せたら 二度と離しはしないのに 藍色に染まった心が... 続きをみる

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  • 『人造人間』

    『人造人間』 神に似せて造られたのは、我々人間だと旧約聖書には記されている。 それならば、人に似せて造られたものは何だと思われますか? それは、コンピューターなんです。 今日は、コンピューターについて少し書いてみようと思います。 皆さん、PCはもはや手放せない存在になっているのではないでしょうか。... 続きをみる

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  • 『ことばの余韻』夢アルバム㉕

    『ことばの余韻』 夜の静寂に包まれ ひ弱な心が目を覚ます 何気なくかけられた言葉を 反芻する時 思いやりのない言葉 それが心に波紋を起こして 言い返す事も出来ないまま 過ごした時間が虚しい 考えれば考えるほど 深い所に落ちていく 物わかりよく 自分を切り捨てて笑顔で繕う 誰にも嫌われたくない心が ... 続きをみる

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  • 『縁起担ぎ』

    『縁起担ぎ』 関東圏に住んでもう四十数年を過ぎました。 会話も、もう十分関東人で標準語である。 実家の大阪に帰ると、ちょっと違和感を感じたりする。 私が感じるんじゃ無くて、友人や家族がである・・・。 たとえば、 「だけどね」って言葉に皆が引いてしまう。。。 だけどって、なんやねん お前はおかま言葉... 続きをみる

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  • 『七色の想い』夢アルバム㉔

    『七色の想い』 淡く透き通る ものを見つめる眼 澄み切った心は 深遠なる魂を宿す 朱い唇 紅の情熱 頬を彩る桃色 ビロードの肌 みどりの黒髪 落胆する蒼 紫の衣装 七色に輝くこころ 時の移ろいに 四季の変化があるように こころに秘めた 栞をひとつずつ並べていく 色とりどりに変りゆく想い セピア色の... 続きをみる

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  • 『人はなぜ』

    『人はなぜ』 人は何故  失ってから  その言葉が胸に届くんだろう 人は何故  失ってから  その真実を受け止めるんだろう 人は何故  失ってから  その大切さを知るんだろう もし  そばにいる時に気付いていたら もし あの手を離さないでいたら もしかしたら ありきたりの別れなどしなくてすんだのに... 続きをみる

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  • 『幸せな会話』夢アルバム㉓

    『幸せな会話』 今朝から降り続く雨 ぽっかりと空いた隙間に 雨だれが伝い身をさいなむ 冷えた体に 穏やかなリズムが 窓越しに聞こえてくる この雨が止んだら あの人に電話してみようと思う 『こんばんは』 『・・・・』 『こんな遅くにごめんね』 『・・・・』 『寒くなったけれど、風邪ひいてませんか?』... 続きをみる

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  • 『初恋のころ』夢アルバム㉒

    『初恋のころ』 初めての気持ち 胸がキュンと切なくなって 胸がいっぱいになって どうしたらいいのかわからなくなる こころが満たされて 涙がこぼれてくる 悲しいわけじゃなく 淋しいわけでもない この気持ちに名前があるなら 教えてほしい 誰かに伝えたいけど みんなわかるのかな なんて説明すればいいのか... 続きをみる

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  • 『平気で嘘をつく人』

    『平気で嘘をつく人』 きのうの昼食 夏野菜カレーだった オクラは好きじゃない。 ナスもスポンジのようでまずい。 ゴウヤはもってのほか・・・。 「美味しいね」と嘘をついたら また、作るねと答えてくれた。 こんなスパイスの効いた夏野菜カレー この夏、何度食べることになるんだろう。           ... 続きをみる

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  • 『過去形で話す人』夢アルバム㉑

    『過去形で話す人』 話すことはいつも過去形 「あの時は、楽しかったな〜」 「あんなに、幸せだったのに・・・」 「あの頃に戻りたい・・・」 その言葉を聞くたびに いつも悲しくなった 過去に縛られて 一歩も前に踏み出せないでいる 何がそれほどまでに頑なにしてしまったのか 疑うことよりも 信じることを喜... 続きをみる

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  • 夏花壇に向けて(7)

    毎日のように、日本中が猛暑にさらされ熱中症の患者さんが沢山発生している状況です。 今年は、新型コロナそれにこの猛暑でなかなかアウトドアを楽しむ雰囲気になれないのでしょう。 お盆を過ぎて、もう少しすると秋の足音が感じられるようになることでしょう。 その時、美しい花壇を地域の皆さんに楽しんで頂きたいと... 続きをみる

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  • 『若い頃』夢アルバム⑳

    『若い頃』 真っ白な織物にふたりを重ね 縦の糸が僕で横の糸は君 どんな模様に仕上がるのか 誰も知らなかった 君はおませな大人を装って いつも僕をイライラさせた 「なぜかって」 それは君が一番知ってること 寂しい目をして  何かを求める仕草に 僕はつい本気になって 君に告白する すると愛くるしい顔で... 続きをみる

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  • 『恩讐の彼方に』夢アルバム⑲

    『恩讐の彼方に』 償い 長い人生いきてきて 何度、償わねばならないことを繰り返ししてきたことか 長く生きることは、恥を重ねること 償いきれるはずもない思いを今も抱え込んでいる 人間って哀しいね だってみんなやさしい それが傷つけあって かばいあって みんなみんなやさしい 救われた思いでこの曲を聴い... 続きをみる

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  • 『パンドラの箱』夢アルバム⑱

    開けてはならないもの 【大いなる誤解】 文字だけの世界の住人だけど 今では心の一部を占めるまでに膨らんでいる 出会いなんて恰好のいい言葉には似つかわしくない どちらかと言うと勝手な思い込みがほとんど 優しい言葉に慣れていない私には 顔文字の笑顔だけで癒されたり やさしい言葉をかけられると つい本気... 続きをみる

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  • 『ありのままに』

    『ありのままに』 自らをありのままに受け入れること そうすることで 心理的な葛藤を抑えることが出来 前向きに物事を考えられる 私なりに考えたことをブログに綴ってみようと思う。 これから書くことは正しいとか誤りとかを論議する為のものではなく 自らを省みることに他ならない事を承知してもらいたい。 この... 続きをみる

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  • 『酔っ払いの戯言』夢アルバム⑰

    『酔っ払いの戯言』 術策にたけた人が人生の勝利者のような世 何度この誘惑に駆られた事か 裏切られる事に慣れっ子になると 何もかもが企てに見え懐疑の中で暮らしてしまう 人は決して分かり合えぬものと信じて それを否定する時、私は敗北者と化し 如何なる恩恵をも得れぬものと教えられて来た 人を信じるという... 続きをみる

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  • 『千年廻廊』再稿

    『千年廻廊』 深い瞑想の後 宇宙と同化した魂は地を覆い みなぎる躍動は低きを求め集まり 煌めく時空に向け拡がっていく 魂に鼓動はなく 肉体の束縛を離れ すさまじい速度で 星を越え銀河を凌駕していく ここは遥か彼方 生命の宿りしところ 増えることも減ることもない領域 暗黒と光との区別すらなく エレメ... 続きをみる

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  • 『真夏の狂気』

    全国各地で、猛暑日が続いている。熱中症患者も今日は増えるのではと思います。 皆さん、今日は無理せずに家で過ごしましょう。 私は、6時頃から花壇の水やりをしていました。 『真夏の狂気』 焼き尽くすような太陽に すべてが死んだ者の顔になる アスファルトがキャラメル色にねじ曲げられ 陽炎はメラメラと牙を... 続きをみる

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  • 『君がいた夏』夢アルバム⑯

    『君がいた夏』 毎年 夏をこうして待っている 四季の中で もっとも華やで力強い季節 美しい世界 雄雄しい入道雲 あくまでも蒼く澄んだ空 どれも最上級の見世物 夕暮れ時に 君をさそって 夜店で金魚すくいした夜 淡い恋心 親に内緒で 夕日を見ながら 話した事も全部夏だった 線香花火が今も心を焦がす 命... 続きをみる

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  • 汗臭いと叱られる。。。

    こんにちは、 昨日も34℃を越える猛暑日でした。 このところ、花壇の仕事が多いので連れ合いからは汗臭いから近寄るなと厳命されて 閉口しています(笑) 確かに、自分でもちょっと汗臭いかな?とは思うのですが、そこまで嫌うことはないのにと勝手に自己弁護w 癪なので、あんまりやらない短歌調で格調高く?、香... 続きをみる

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  • 『芽生え』夢アルバム⑮

    『芽生え』 命の輝き それを言葉に詰めて 贈りたい 平凡な人生 取り立てて言うほどの事もない 人様に誇れるような事もない それでも伝えなければと 内なる心が囁く ただ、理由を付けて あくせく暮らして来た 家族のためとか 子供のためとか 口実は幾つも作れた そう言い訳ばかりして 真正面から自分に向き... 続きをみる

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  • 『もう少し』夢アルバム⑭

    『もう少し』 何もかも捨ててしまいたいと思うことが有る 真っ白な1ページからやり直せたらと でもね 今まで築き上げてきたことを無いことにしたら いったい何が残るんだろう 捨てられないものをいっぱい抱えて やり残した事がまだいっぱい有る 疲れきった重たい心が 鉛のようにのしかかって もう頑張れないと... 続きをみる

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  • 『旅立つ君に』夢アルバム⑬

    『旅立つ君に』 君から教えられたもの 人を恋すること 慈しむまなざし 近過ぎて見えなかったもの 大切なものを置き去りにして 旅立つ君に 荒波が押し寄せ 心細い船出を導くものは 遠くの灯台の灯かりだけ 道すがら 愛に満ちた言葉に励まされ 絶ってはならないもの それは 繋がる魂の息吹き この旅路で出会... 続きをみる

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  • 『いろんな人達』夢アルバム⑫

    『いろんな人達』 いろいろな人達 人生の黄昏せまる人達 困難を克服した人 苦しみの海をさ迷う人 平平凡凡と暮らす人 人生に物足りなさを感じる人 何かをしたいともがく人 わかる訳がないと諦める人 論争を好む人 知識をひけらかす人 噂する人 人を見下す人 恋に破れた人 恋に憧れる人 心優しき人 そして... 続きをみる

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  • 夏花壇にむけて(6)

    ようやく、この地方でも梅雨明けして本格的な夏に入りました。 地域花壇の花苗を6月24日に移植してから43日が過ぎました。 まだまだ、本格的な夏花壇には程遠い状況ですが、現況をブログにあげます。 長雨続きで傷んだ花は、ニチニチソウでしょうか。 何とか、リカバリーに向けて頑張っている途中です。 この間... 続きをみる

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  • 『心のあて先』夢アルバム⑪

    『心のあて先』 花の命が燃え尽きるまで 後どのぐらいだろう 移りゆく季節は それを待ってはくれない 宛名の無い手紙を 今日も書き続けている 振り返ることもなく わが道を歩む君に 哀しい仕打ちが いつも君を臆病にする 失うことを恐れて 一歩も踏み出せないでいる 檻から抜け出せない それは僕なのかも知... 続きをみる

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  • 『尽きせぬロマン』夢アルバム⑩

    『尽きせぬロマン』 燃えるような夢を描いた頃 波瀾万丈の生き方に憧れていた 時は流れ ただ平凡に過ごした日々 人様より秀でたものなど無く これといった才能も無い 漫然と生きて来た積もりはないが 心にすきま風が吹く 命に限りが在り 残された時間に追われて この朽ちる命を永遠としたいと願う あと少しの... 続きをみる

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  • 『素直になれなくて』夢アルバム⑨

    『素直になれなくて』 独りぼっちの部屋には お気に入り曲が 誰かに聴かせるでもなく流れている ひとりになりたくて 閉ざされた部屋を選んだ筈が 淋しくなんか無いと 大見得を切った筈なのに 隙間風がやけに冷たい 安易に生きたくないと 群れから少し離れて 様子を伺う 群れから離れて知った事は 弱さを抱え... 続きをみる

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  • 『君が泣いた日』夢アルバム⑧

    『君が泣いた日』 明るい君が泣いた 君はいつも快活で 物事にこだわらない人 そう思っていた 持ち切れない哀しみと 飲み込めない苦さに 苦悩する君を 見つめるだけの僕だった 離れ離れにしてしまったのは きっと僕のせい ただ一言がいえなかった 君は 流れに逆らえず じっと見つめていた 手を差し伸べさえ... 続きをみる

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  • 『突然の別れ』夢アルバム⑦

    ちょっとした意見の食い違いで疎遠になってしまった過去。 そんな事がどれ程有っただろう。 それも、長い間生きて来た軌跡かも知れない。 そんなモノを一つづく拾い集めてアルバムにしまい込む。 『突然の別れ』 消えそうな残像に心を曇らせていた 探していたものは ここには見つけられなかったのですか 君の言葉... 続きをみる

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  • 『慕う思ひ』夢アルバム⑥

    『慕う思ひ』 浅い眠りの中 振り子時計の心が 何度も君を抱きしめている 君が望むなら 裸の心をぶちまけて 幾千の星になって空を飾ろう 胸を押し潰す 臆病な心が邪魔をする 重ねた思いがアルコールの眩暈に沈む 逢いたいと願えば願うほど 取り留めのない心が 砂に埋もれ手の届かないものになる あの日見つけ... 続きをみる

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  • 『ことばの力』

    『ことばの力』 こころに一滴の雫が落ち 波紋を広げていく いつもならば軽く流せることが 我慢出来ない事がある 雫がこころの表面で増幅され 大人げないことを判っていても 許せないと思うこころ 同じことばでも ある時は人を和ませ ある時は人を不愉快にする そして、それが原因で仲たがいさせる ことばって... 続きをみる

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  • 『こころの不思議』

    やっと、梅雨明けした模様だとか。 気象庁がこんな歯切れの悪い宣言を出しだしてどれ程経つだろうか。 世論の批判を恐れて、こういう表現に変えたとするなら残念なことだと思う。 まぁそれはさておき、地域花壇や家庭菜園の長雨による被害は予想外に大きい。 自然を相手にしている事なので諦めるしかないとは思うのだ... 続きをみる

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  • 『20歳のめぐり逢い』夢アルバム⑤

    『20歳のめぐり逢い』 平凡な一日が終わろうとしている 夕日が美しい 今日も同じ景色 何ひとつ変らない日々 時々 心が不安にかき乱されて 孤独なまま苦しんでしまう 迷子の心は 帰り道を見失って いつも君の笑顔を探している 傷を癒す力が 君の言葉にあることを 乗り越える勇気が 君から湧き出す事を ま... 続きをみる

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  • 『自分らしく』

    『自分らしく』 みんな人が好きで みんな何かを探してる ただ臆病な心にいつも震えながら 優しくされると嬉しくなる 哀しい言葉には涙を流して きっと誰もが足りないものが有って それを誰かに求めている 安らぎや真実を誰かから貰って 自分が間違った道を歩いていない事を 確かめるように 傷つけ合う哀しみも... 続きをみる

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  • 『探し続けるもの』

    『探し続けるもの』 我等、心の渇きを潤す オアシスを求め 殺伐とした荒野を旅する者 ひとときの安らぎと 安息の場所を 誰もが望んで止まない 至福の時がここには有る 疲れ果てた肢体を 休めるにもってこいの場所 在るものは 自らの息災と幸運を 家族の幸在らん事を願い 在るものは 隠れた才能に目覚め 謳... 続きをみる

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  • 俳句やっちまった~da

    こんばんは いつも、拙い文を読んで下さり感謝申し上げます。ありがとうございます。 ブログを書き始めて漸く2ヵ月が過ぎます。日々の日記なので出来るだけ読んでいただける文章にしたいのですが、なかなか思うように行きません。 それでも、読んでくださる方がいることを励みに続けています。 さて、今日はどうしよ... 続きをみる

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  • 『再会』詩アルバム④

    『再会』 何十年ぶりだろう あの頃はどちらも若く 対抗心をむき出しにしては 互いを傷つけ合っていた あいつの 笑顔は誰にも愛され お行儀のいい優等生ぶりが 無性に許せなかった 本当は 友情なんて無いと思ってた そんな言葉を一度も言えないまま 別れてしまった人 青春の思い出の中で こころを開いて 身... 続きをみる

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  • 『遠い思い出』夢アルバム③

    『遠い思い出』 明日が来なければいいのに・・・と 君は呟く 叶わぬ事を 運命と知った時から それが君の口癖 自分がこの世界から消えて 何もなかったようになって ここに居たことさえ 忘れ去られる恐怖に震えていた 夜が来て朝になることを とても怖いと言っていた 誰かを恋し 誰かを憎む 誰かに嫉妬し 誰... 続きをみる

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  • 『薄暮の丘』夢アルバム②

    『薄暮の丘』 夕暮れの丘が 黄昏に染まる頃 歩いて来た道のりを振り返っている 深い溜め息が漏れて 哀調を帯びた歌を運んでくる モノトーンの街並みに 人生を重ね合わせて 意味もなく涙がこぼれたりする 生暖かい夏の夕風が 物憂げな景色を作り出し 街灯の明かりが ぼくの行先を惑わせ 迷子の心を抱き締める... 続きをみる

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  • 『見えないもの』

    『見えないもの』 風は誰にも見えないけれど 小枝をサラサラ動かして 雲をモコモコ作りだす 雨もザァーザァー降らせるよ 言葉には見える形はないけれど 心をホカホカさせられる 心をイライラさせられる ムカムカツンツンさせられる 眼には見えないものなのに こころは全部お見通し ひとり寂しく泣く時は 心が... 続きをみる

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  • 『黄昏の街』

    『黄昏の街』 人恋しさに街に出る よそよそしい視線に 狭い路地ばかり歩いて道に迷う 灯かりが燈りはじめた街並み ショーウインドーに写る顔だけがいつも不機嫌 人恋しさに街を歩く そぞろ歩く恋人たちに 着飾ったはずの心が何故か冷えていく ネオン煌めく陽気な街角 話し相手はいつもお似合いのうつろな音楽 ... 続きをみる

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  • 『青い春』夢アルバム①

    『青い春』 突然の出会いだった 運命と言うには あまりにあっけないもの 最初は、世間話や部活の話 たわいもない会話が嬉しくて いつの間にか惹かれていた 見えない明日を嘆く君を 守りたいと素直に思った 真っ直ぐに見つめ逃げたりしないと 何処まで続くのか果てしなく続く道 気が遠くなるほどの時間だけど ... 続きをみる

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  • 『したたかな陰獣』

    『したたかな陰獣』 太陽の日差しが衰え 殺戮の天使が 目覚める頃 警戒心を捨て 擦り寄る影に 抗うすべすらない 狂気の夜に 誰もが言葉を失い 野生の魂を目覚めさせる たおやかに 肢体をくねらせ 忍び寄る影 その敏捷な身のこなし 縄張りを主張する瞳 獲物に容赦ない牙 オパールの目の輝きは したたかな... 続きをみる

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  • 『魂の作法』

    『魂の作法』 情熱の系譜に閉ざされ 誰も垣間見る事を許さぬ掟 愛こそは原体験であり 伝承でしか受け継げないもの 狂おしい血の温もりでしか 贖えぬもの 胸を締め付ける想いを 文字に委ね 心にそっと囁く 超えられぬ宿命 越えてはならぬ定め やがて忸怩たる思いにもやまぬ恋慕 命を削り 追い求めるものは ... 続きをみる

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  • 『CARUSO』

    『CARUSO』                  なゆた超訳 海は輝き 風が吹きすさぶ ここソレント湾の古びたテラス 男は在りし日の恋人を抱きしめ 涙にくれていた 声の調子を整え 歌の続きを唄い始める 僕はあなたが好きだ とてもとても好きだ 体の中をめぐる熱い血さえ溶かしてしまう 海の向うの明か... 続きをみる

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  • 『妄想本能』

    『妄想本能』 砂時計に埋もれ 我が身を震わせ 甘美の予兆に この胸を焦がす 絶え間ない 情念の渇きは 心に絡みし理性の鎖を 情熱により熔かし かぐわしきものに 翻弄され たちまちに 焼き尽くす肢体 抱擁する 淡き煌きが 胸元の素肌を伝い 命と刹那の終焉を宴ず 宵待ちの月夜に 装いを高め 妄想が造り... 続きをみる

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  • 『小さな命』

    『小さな命』 とても小さな命 頼りない命 少しのことでつまずいて 立ち直れない命 そんな命だけれど 羽ばたけば 未来を越え てのひらに宇宙をいだける 無垢な存在が ポッと輝き こころのままに 引き寄せあう命がある                    なゆた

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  • 『希望』

    『希望』 夜のとばりが下りて あれほどの喧騒が 嘘のように静まりかえる 闇は静寂と契りを結び 新たな空間を生み出し 蘇りを予感させる 漆黒が支配する闇に 畏れおののき 浅いため息と深い慰めを求める 闇が光を恋い慕い 寄り添うように 光を重ね 散らばる星々は その望みを叶えるかのように 空に浮かぶ ... 続きをみる

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  • 『お気楽に』

    『お気楽に』 毎日が 辛くて憂鬱な気持ちなら 重荷を少しおろしましょ そんな方には 「ジャズ」いかが? 自由で気ままに振舞って 明日は、明日が背負うから ※ 悲しみ沈んだ お人なら 静かな 「バラード」いかがです? 感傷的な歌聴いて 涙ぼろぼろ流しましょ ※ 明日がデートの あなたには  やっぱり... 続きをみる

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  • 『哀しみと言うもの』

    『哀しみと言うもの』 哀しみに 心を閉ざし 光は失われ 何ものも外へ出さぬもの いつか、その殻が破れ 光が再び現れるまで 時間と 穏やかな眼差しのみ ことさらに 呼び起こすこともなく 訪ねることもない すべての事には時があるように 哀しむに時があり 愛するに時がある 無為に過ごすことこそ 魂の熟成... 続きをみる

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  • 『眠れぬ夜』

    『眠れぬ夜』 熱帯夜が 今宵さいなみ 夢みる頃はとうに過ぎても 私はまだ夢見ている  一瞬の永遠 真夏の夜の夢 儚く消えた運命 過ぎゆく時にも 夢を忘れないでいたい 勇気あふれ 輝いていた頃を 心躍らせ 希望が誘い囁いた あの頃を もう一度 取り戻す為に 何かを待ち続けている           ... 続きをみる

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  • 『Adagio』

    『アダージョ』 あなたはどこで暮らしているの どうしたら見つけ出せるの 風の音に あなたの噂を聴いている 離れた魂は あなたを待ち焦がれている ゆっくりと 温もりのない夜 星の輝きもない夢の中 あなたの幻が 突然通り過ぎていく そして希望を抱かせる いつかあなたに出会えることを… ゆっくりと 目を... 続きをみる

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  • 『青臭い事』

    『青臭い事』 今日も 青臭い事を考えている 人生に答えを求めている 生きるとは、 死ぬとは、 私を養った地球とは、 宇宙とは・・・ 答えもないままコダマが戻る 蟻地獄に呑まれて 人間の苦悩は 誰かが謀った災いの種なんでしょうか それとも 性悪な魂の 息吹きなのでしょうか 自由なこころを望めば ひる... 続きをみる

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  • 『みんななにかを探してる』

    『みんななにかを探してる』 人恋しくて街を歩く ショーウインドゥに写る自分が よそよそしく見える 人恋しさに街を歩けば 狭い路地ばかり探して 今日も迷子の心 灯り燈りはじめた街 黄昏の迫る頃 けん騒の中 たった一人であることに気づく みんな人が好きで いつも何かを探している 臆病な心がいつも震えな... 続きをみる

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  • 『池江璃花子』炎の祈り

    『池江璃花子』炎の祈り 今日は、一人のアスリートとしてそして一人の人間として少しお話させてください。 本当なら、明日の今頃この国立競技場ではTOKYO 2020の開会式が華やかに行われているはずでした。 私も、この大会に出るのが夢でした。オリンピックやパラリンピックはアスリートにとって、特別なもの... 続きをみる

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  • 『雨上がりに』

    『雨上がりに』 なんの前ぶれもなく 日差しが射して 久しぶりの陽光が嬉しい 雨ばかりじゃない 闇夜ばかりじゃない つじつまが合わないもの やっぱり晴れた日がいい 運命なんて信じない 切り開く心を 忘れた人達の言葉だから 仕方ないから何もしない そうじゃないと思う 一生懸命に生きることは いのちを燃... 続きをみる

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  • 『精霊の誘い』

    『精霊の誘い』 出会いは 浅きまどろみ 夏の夜の夢 深く 暗い淵 誰にも越せぬ壁 幾たび たどりし 絶え間ない哀歌 すべてを瞳に 封印し焼き尽くす 見果てぬ夢 今宵こそ 聖霊の誘いは プロローグの予兆                   なゆた

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  • アレクサって誰だ???

    少し前に コミュニケーションロボットの話題がテレビで紹介されていた。 見ていて、なんだか悲しくなってしまった。 その場面は、独り暮らしのご老人が話し相手に コミュニケーションロボットと会話する風景 このような機器を開発もしていることは知っていた。 AIの革新的技術の発展により、ものまねのホスピタリ... 続きをみる

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  • 『光と影』

    『光と影』 人は得てして 光を希望にたとえ 影を失望や失意にたとえたりする 光が無ければ影は生まれない 影のない事物は 平面的で奥行きがなく薄っぺらなものに見える それは 光に寄り添う影こそが 実体をただしく表すからだと思う 実体の無い明るさは 夢想家の考える絵空事でしかない 光と影は 人生の機微... 続きをみる

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  • 『不夜城』

    未だ、新型コロナの感染が止まない状態です。明日から4連休。。。 不要不急のお出かけは控える様に東京都は厳戒態勢。 一方、国ではGo To Travel キャンペーンは7月22日からはじまった。 このちぐはぐな対応に疑問を抱く国民がいかに多い事だろう。 あべのマスク然り。 出口のない混乱の中、何を選... 続きをみる

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  • 『化身』

    『化身』 花の化身の甘き香り 生まれながらにして 優美な姿  芳醇な香り 蜂たちは群がり 理由もなく 狂気に逆らう術すらない 心奪われし虫たちよ 花の持つ魂胆は 本能から生まれるものと知れ 滴る蜜の巧みな技に 我を忘れることは 計画された帰結なのだから 自然の成り行きに 翻弄されただただ 流れのま... 続きをみる

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  • 『この声が届くまで』

    『この声が届くまで』 頬杖をついた 視線の先に どんな夢があったのか 目を細めた 仕草は昔と何も変わってない 夢を叶えるため 生まれてきたと そう 僕に言ってた あの頃の君は輝いて眩しかった 目に涙をいっぱいためて 誰がそんなにも 君を悲しませたのか 何もしてあげられないけれど そばにいてあげる ... 続きをみる

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  • 『通り雨のように』

    『通り雨のように』 幸せと感じる時 心の片隅で この幸せがいつまで続くのかと 不安になる 不幸に直面すると ため息ばかりついて 起こる事が悲しいことに見え ほんとに不幸な人間だと思える こんな心の動きは僕だけのことなんだろうか・・・。 若い頃、こんな風にばかり考えていた この頃になって 違った感覚... 続きをみる

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  • 『エチュードは終わりぬ』

    『エチュードは終わりぬ』 時間とともに翳りをみせていく想い バイエルは上手に暗譜できるのに このエチュードだけは未だに上達できない いつも思わせぶりで 手が届きそうで 捕まえようとすると消えてしまう あなたには 一歩先の将来のことや 見つめる瞳の翳りも 見えなかったんですね 父も母も 私を心配して... 続きをみる

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  • 『Je t'aime』愛してる

    Lara Fabian(ララ・ファビアン)の歌う「Je t'aime」を翻訳してみました。 直訳すると文化的な差からか、意味が通じない箇所があるのでアレンジし 詩の形にしています。 『Je t'aime』  Lara Fabian  なゆた超訳 そうね 別れるには 他のやりかたがあったと思う グラ... 続きをみる

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  • 自己実現って何?「悟りの境地」??

    色んな事が有って、人間は複雑な生物であることに気づく。 何が人間を突き動かすのか・・・。 そんなことを考えながらいる。 自己実現という言葉を聞いた事がある。 どこかのセミナーかなんかで話す講師が切り出す言葉である。 判ったようで何にも判らない「自己実現」この言葉について調べてみた。 注意:自己実現... 続きをみる

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  • 『雑踏』

    『雑踏』 雑踏に身を置くと ただ独り取り残されたような錯覚を味わうことがある 誰も彼も 話すでもなく黙々と歩いている こんな風景が都会の日常 繋がりを好まない世界に おさらばを告げて 自分らしく生きようと 新しい空に飛び出してみた ここはパラダイス 語る言葉は丁寧 ひとを傷つける言葉などない 悪い... 続きをみる

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  • 『今生の歌』

    『今生の歌』 心乱れ 発せられる 裁きの言葉 癒やしの言葉 深く掘れば 泉湧きあがり 闇に一筋の光 絞りだす言葉ひとつ 囚われの 慰めの言葉は 魂の底流を渡り 歓喜する命を宿す 幾たび深き河を渡り 命の炎を危うくす 友有ればこそ いまここに在り 深い悩み 真実を求め 彷徨い歩き 光明を求める 目前... 続きをみる

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  • 『幸福』

    『幸福』 幸福って なかなか見つからないもの 「からっと晴れた空」 あぁ・・暑くなりそうだと呟き 「うっとうしい雨」 洗濯物が乾かないじゃないと嘆く 「隣のご主人、昇格したみたい」 うちのダメおやじ・・・ 「隣の息子さん、○○大学に入ったんだって」 うちの子は勉強せんから・・・ そうだよね 他人が... 続きをみる

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  • 『時の旅人』

    『時の旅人』 時の旅人は 安住の地を目指して 道を彷徨い歩くのです 心の渇きを癒やす たった一つの果実を求め あてのない旅をするのです 道すがら かわす言葉に希望の光を見出し 愛しい人を探すように心をときめかせるのです こともなげに 投げかけた言葉に 波紋が広がり亡霊を呼び起こすこともある 表層を... 続きをみる

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  • 花街のしきたり

    昔、「京都花街の経営学」という一風変わった講演が有った。 「花街」と「経営学」と言う一見して接点の見つけにくいところに切り込んだ内容に 是非とも聞いてみたい思った。 それも、講演する学者さんは女性とのこと。興味津々である。 キャッチコピーとしては秀逸だと思う。 それで 異才を放つ女性の講演を聞くこ... 続きをみる

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  • 『俯瞰(ふかん)する世界』

    『俯瞰(ふかん)する世界』 遥か彼方に 見える山並み 眺めれば うっすら霞に 山と空とが重なる稜線 入り混じる 深き碧は 時空を別つ分水嶺 浮き立つ景色絵に 目を凝らせば 森の中の 陰りの先の ほの暗き祠(ほこら) 崩れ際の傍らの 老木の梢に 一枝の鳥巣 頑是無い雛鳥の 瞳の奥の虹彩の紋様に 広大... 続きをみる

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  • 『端役の嘆き』 藤井聡太新棋聖誕生おめでとう!!

    若干17歳。 史上最年少タイトル獲得の記録を30年ぶりに塗り替えた高校生棋士、藤井聡太棋聖 彼こそは『主役』中の主役。 昨日は、何も手につかずPCに釘付け状態でした。 将棋の渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=を下して初タイトルの棋聖位を奪取、史上最年少タイトル獲得の記録を30年ぶりに塗り替えた高校生... 続きをみる

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  • 『旅する人々』

    『旅する人々』 もう2か月になろうとしている 今流行りのミステリーツアー 私は途中で乗り合わせた 特に座席は決められていない ただ、好きな趣味で車両が分かれていて 沢山の趣味を持った人たちは、別の車両にも席がある 特別室のようなエリアもある そこには、知識人なのか資産家なのか はたまた芸術家なのか... 続きをみる

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  • 『道すがらの友』

    宵の明星が輝き その頬笑みが 労いの言葉に思える頃 今日も平和な一日が終わる 若い頃 平坦な道を歩むに飽き 荊の路を愛し 振り子時計のような 単調で退屈な日々を呪った 命の律動こそが生きる事と あたりかまわず 無作為に本を読んだ そして希望と云う頸木をわが身に背負う 順境の時 平凡がつまらないと迷... 続きをみる

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  • 今年の家庭菜園(2)

    5月中旬に家庭菜園に定植した野菜がやっと収穫出来るまでになりました。 今年は長雨で安定した収穫が難しいかなと思っていましたが、野菜はさすがです。 長い品種改良のおかげで病気に強く収量の多い品種が作られたせいだと思います。 素人がやっても収穫出来るのは、先人の皆さんの弛まない努力の結果だと思います。... 続きをみる

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  • 『取るに足りぬ者』

    取るに足りない 頼りない命 少しのことで つまずいて 立ち直れない命 羽ばたけば 翼に宇宙すら いだけるのに 魂のるつぼで 混ざり合い 塵から生まれたもの 記憶を覆い隠され 産み落されたこの地で また会いまみえる 無垢な命は 心のまま引き寄せあい 命の不思議を体現する               ... 続きをみる

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  • 『移りゆく季節』

    『移りゆく季節』 蝋燭の炎の 燃え尽きるまで 後どのくらい 移りゆく季節は 容赦なく過ぎていき それを待ってはくれない 残酷な時間が 容赦なくいき過ぎて いつも僕を臆病にする 自分が何をしたいのか 何が出来るのか 何を恐れているのかと 振り返ると ひとり道でたたずむ人 檻から抜け出せなくて かいな... 続きをみる

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  • 『寝苦しくて目が覚めた』

    『寝苦しくて目が覚めた』 迷子のこころの 眺める先に あの日の想い出 伏し目がちに 二人並んだ写真 人生をみつめている 信じられなくて 別れを告げたのに 忘れた積もりなのに・・・。                                                           ... 続きをみる

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  • 『憂鬱なモノクローム』

    憂鬱なモノクロームに 焼き尽くす情熱 退屈な世界に 別れを告げる 孤独だけがリアル 混ざり合い 網膜を焦がす セピア色の唄 深紅に染まるリズム これこそが現実 迷子の心が季節を巡り 空虚を灯すころ 優しく吐息が眠りにつくまで 甘い余韻に揺れさせて欲しい                  なゆた 「... 続きをみる

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  • 『海図のない船出』

    『海図のない船出』 希望を胸に抱きながら 行き場のない不安に揺れていた そんな日が懐かしい 恋もした 辛い別れも何度も繰り返した そうだね 海図のない船旅 嵐のような毎日 疾風怒濤が私を創りあげて来た もしも帰る港が無かったなら 未だに広い大海をさ迷って居たことだろう 懐古趣味だと笑われても 自分... 続きをみる

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  • 『愛は原体験』

    『愛は原体験』 情念に閉ざされ 垣間見る事を許さぬもの 伝承でしか受け継げないもの 血の温もりでしか贖えぬもの それこそは愛の原体験 渇望してやまぬ恋慕、愛のすがた 宿命のプロローグは 7つの大罪※にはじまり 10の天界※※のエピローグに帰結す 命の火がしたたかに 追い求めるものは 何処の住み家か... 続きをみる

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  • 『自信過剰に揺れた頃』

    『自信過剰に揺れた頃』 場末の居酒屋で グラスに何かを託して 心配事を笑い飛ばしながら 俺たちは将来を夢見てた こんな日が永遠に続くと 俺たちは歌い踊り満足してた 争いにもへこたれることなく 思い通りに暮らしてた 時には居酒屋に立って 不思議な思いに襲われることもあった グラスに写し出される自分に... 続きをみる

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  • 『こころの棲家』

    『こころの棲家』 闇をさ迷うことに慣れっこになった瞳は、 太陽の光を避けるのでしょう 胸に輝く微かな光だけが道しるべ 出口のない迷路 遠くて暗い路 溜息を漏らしながらも歩いている 見覚えのある所を何度も何度も通っている 行き場のない嘆きがいつもお供 『おいおい』 『いつまで、こんな暗い所でぐずぐす... 続きをみる

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  • 『孤独』

    『孤独』 不安で 自信がなくて 一歩も進めなくて うずくまっていた 茫然と遠くを見ていたことも 背中で泣いたことも有った 辛くて 淋しくて すがるものが欲しくて わざと陽気に振る舞って 道化師の気持ちがわかった 雑踏が孤独の棲家だってわかったことも有った 苦虫を噛み潰したような顔をして 肩肘張って... 続きをみる

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  • 『花のたくらみ』

    『花のたくらみ』 うつつ微睡(まどろ)みの中 咲く花は甘く麗し 寄せては帰す円の舞 出会いと別れはアダージョ ほのかにこころを震わす 慈しみ深さ 路傍に咲く花すら 栄華を極めたソロモンをも凌ぐ ちりばめし濃淡は 乱舞する蝶のいざないを良しとし 計画された巧妙は およそ陶酔するなりわい 孕みし果実の... 続きをみる

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  • 『不思議な夢を見た』

    『不思議な夢を見た』 朦朧とした夢とも幻ともつかぬ狭間で不思議な経験をした。 登場人物は、たぶん2人、そして3人? 老人は、 疲れ果て生きる力がないと嘆く 若者は、 夢が無いと嘆く 明日をも知れない恐怖が自分を壊してしまうと言う 老人は呟く 夢なんて妄想 有りもしない事を求める事自体虚しい事だ 若... 続きをみる

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  • 『大切なひとへ』

     『大切なひとへ』 あなたは、 ご自分の辛かったことは語らず どんな時にも涙もみせず  ただ笑顔でした あなたは、 何を支えに生きて来られたのでしょう わたしたちのために 自分を捨てることをいとも簡単に成し遂げた 夜、狭い部屋で 気づかれないように泣いていたあなたを 今でも覚えています 慰めること... 続きをみる

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  • 『解夏』

    『解夏』 柔らかな風が頬をよぎり 懐かしい想い出を 呼び醒まさしてくれる 見えないけれど 息遣いを感じる ここは 無垢な魂が駆け抜けた夢 喧騒から逃れ閉ざされた部屋 安易に生きることを嫌い 群れから離れ 心を虚しく過ごした日々 弱さを弱さと 受け入れる力が欲しかった そう願って暮した日々 時は す... 続きをみる

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  • 月齢

    日本では、月齢を素的な言葉になぞらえている。 こんな風流を知る国はほかに無いのではないだろうか。 月齢 1:朔(さく)/新月(しんげつ) 2:既朔(きさく) 3:三日月(みかづき) 7/8:上弦(じょうげん) 13:十三夜(じゅうさんや) 14:小望月(こもちづき)/幾望(きぼう) 15:望(ぼう... 続きをみる

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  • 今年「ムーミン75周年」

    今年、2020年は「ムーミン75周年」だそうです。 1945年に最初の小説『小さなトロールと大きな洪水』が発表されてから、四分の三世紀がたちました。 ムーミンはフィンランドの国民的作家であり、画家・芸術家であるトーベ・ヤンソンに よって、小説シリーズ、絵本、コミックスとして描かれ、世界中の人々から... 続きをみる

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  • 『ひきこもりの心』

    『ひきこもりの心』 長い間生きて来て 本当の自分を出すのが臆病になることがある こころの殻が硬くなって ただ悶々と考え込んでいた 人目を気にするためじゃなく 自分を貶めるかも知れない不安のせい 何度となく失くしてきたものは 口から出た言葉によるものだから 茫然と行き過ぎる人を 引き留めることも出来... 続きをみる

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  • 『おぼろげの月』

    『おぼろげの月』 月夜に咲くはおぼろの花 焼き尽くす情念を蒼くたたえ 穏やかに光を放つ 無邪気には愛せぬと ささくれた心が 儚い夢に胸を焦がしてゆく 君よ、降り注ぐ光となり 窓辺に来たりて愛を奏でたまえ はらはらと散る言の葉 至高の淡き時は そこはかと静寂をきそう 叶わぬものは 天帝の怒りのゆえに... 続きをみる

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  • 『異邦人』

    「異邦人」 紺碧の空は高く ハーバーから見る海は 果てしなく広い ここは西海岸 美しい海岸線に 温暖な気候と乾いた空気 行きかう人は 皆、あてもなく歩き 記念写真を撮っている 石畳の人波に 身を委ねて ゆらゆらとさ迷う リトルイタリーの 陽気でにぎやかな雰囲気 挽きたてのコーヒーの香り 流れくるリ... 続きをみる

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  • 『アンパンマンのマーチ』

    2013年10月に逝去された『アンパンマン』の作者として知られる漫画家 "やなせたかし"さんが残した名曲。 『アンパンマンのマーチ』の歌詞には、やなせたかしさんの人生哲学が詰まっている。 それも、難しい言葉ではなく誰にでもわかる言葉で 「小さな子供たちに口ずさむことが出来る」ように平易な言葉で綴ら... 続きをみる

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  • 『黄泉がえり』

    『黄泉がえり』 満天の空に 見守る君がいて 月に御霊(みたま)宿る 流れ星 一つふたつ 魂はいつかは知らず 地に舞い降り 根をおろし ひっそりと息づいていく 朽ちる肉体は 地に溶け 土となり 水となり 自然に帰(き)して 遍く僕らを生かし続ける 時を越え繰り返される 魂のルフラン 始まりも終わりも... 続きをみる

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  • 『Je suis Malade』 私は病気

    日本では、あまりなじみが無いかも知れないのですが、とても有名な女性音楽アーティストを紹介します。それは、Lara Fabian。 Lara Fabian(ララ・ファビアン)は、1970年ベルギー生まれで、ベルギー人の父とイタリア人の母を持つ。性格的にはイタリア人気質、情熱的なタイプだという。 オラ... 続きをみる

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  • 『鎮痛剤』

    マリー・ローランサンは、20世紀前半に活動したフランスの女性画家・彫刻家 詩人としても有名です。 パステルカラーの美しい女性達の絵画を思い出す。 彼女の詩に『鎮静剤』という有名な詩が有ります。 この詩の最後の言葉 『死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です』  なんと切ない言葉でしょうか・... 続きをみる

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  • 『満月』

    若い頃 ギラつく太陽が いたるところを焼き尽くし すべてを我がものにする そんな強さと情熱に憧れた 今は 蒼く輝き 虚空を飾る 母の眼差しに似た 穏やかな月明かりに憧れる 日の光は 即効の夢 月の光は 沁み込むほどの夢 齢を重ね うかつにも忘れてしまった 闇を照らす光 うっすらと道を諭す君 自己主... 続きをみる

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